こんにちは、渋屋です。
「診断士のタマゴ」(実践編)でセミナー講師を行う方法について書いています。
セミナー講師を行うのであれば、お呼ばれ講師ではなく、
自分自身でのセミナー主催することをオススメしています。
お呼ばれ講師だけでは、見えないモノがある
セミナー講師をやるのであれば、他の誰かが主催するセミナーに講師として登壇する方法もあります。
この場合は、
- 主催者と事前に話す内容を決定し
- 資料を作成し、事前提出(主催者が確認するため)
- 当日、講師として登壇し、プレゼンを行う
- というような流れになります。
つまり、本当に講師としての部分しか担当しません。
逆に言えば、
- どうやって集客をするのか?
- 価格設定はどうするのか?
- お客様とのコミュニケーションをどうするのか?
というような、セミナーを行う上で考えなければならないことが、一切、見えなくなってしまいます。
経営コンサルである診断士がセミナー講師を行う以上、お呼ばれ講師をするだけでなく、
自分自身で主催することをオススメするのは、「セミナー事業」の全体像が見えるようになった方が良いからです。
集客のノウハウを身につける
そのセミナー事業の中で、最も苦労するのが集客です。
集客に不安があるから、それを外部の方にお願いして、お呼ばれ講師だけを続けている人も居ます。(その問題はさておき)
集客は難しいです。参加者が思ったほど集まらなかったとき、
- コンテンツが悪かったのか?
- 集客開始が早過ぎたのか?あるいは、直前過ぎたのか?
- 価格設定が悪かったのか?
- 開催日時(曜日・時間)が悪かったのか?
- 告知文の書き方が分かりにくかったのか?
など、確認すべき点はいくらでもあります。
ですので、セミナー主催も数を打ち続けながら、上述したようなことを1つ1つ変化させていき、
どの程度、顧客の反応が変わってくるのか?を試す必要があります。
このように、トライ & エラーを繰り返すことで、徐々に自分にノウハウが溜まっていくものだと思います。
繰り返しになりますが、集客は難しいです。
だからこそ、同じ悩みを持つ中小企業にアドバイスをできるようになるためにも、
診断士として、逃げずにノウハウを蓄積すべきだと思うのです。
セミナー事業の位置付け
そして、セミナーを主催することによって、あなたの事業全体におけるセミナー事業の位置付けを
コントロールすることができます。
フロントエンド(新規顧客に初めて販売する商品)の位置付けであれば、
「本当にこの人のセミナー受けて良いの?」という、見込み客の不安を解消するために、
過去の実績やお客様の声を伝えるよう、コミュニケーションを工夫する必要があるでしょう。
バックエンド(既存客に継続販売する商品)の位置付けであれば、
対象顧客は既にあなたのことをご存知なので、上述のようなコミュニケーションは不要です。
それよりも、顧客がそのセミナーで得られるベネフィットを
より強調した方が良いのかもしれません。
自分自身で主催しなければ、このような顧客とのコミュニケーションコントロールはできません。
また、フロントエンドである場合には、セミナー参加者(=新たにあなたの顧客になって下さった方)の
名簿が欲しいわけですが、お呼ばれ講師になると、参加者の名簿や名刺がもらえない、
ということは良くあります。
せっかくセミナーを行って、自分のことを知って下さった方がいるのに、
その方々からフィードバックも頂けないまま、どこのどなたかも分からないまま、
二度とお会いすることができないのかもしれません。(もったいない!!)
そんなことにならないよう、自分でしっかり主催したいですね。
集客のハードルは高いですが、それだからこそ、できるようになったときに差別化につながります。
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過去の「診断士のタマゴ」シリーズはこちらです。
マインド編
戦略編
実践編
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【編集後記】
今日は業務後にとある集まりがあります。
皆さんがどんなネタを仕込んできているのか?楽しみです。
(一応?学びの場です)
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!