中小企業診断士

診断士になったのは、誰のためですか?

こんばんは、渋屋です。
今日は中小企業診断士に必要なマインドを書きたいと思います。

 

診断士取得は何のため?

診断士試験は、毎年2万人前後の人が1次試験にチャレンジし、
2次試験まで突破する人は、毎年1,000人程度の狭き門です。

合格者は、その狭き門を突破した喜びと、希望を胸に、
特に東京を中心とした都市圏では様々な活動に参加します。

しかし、私の知る限り、そのうち大多数の合格者が数年後には活動しなくなってしまいます。
会社員である診断士にとって、時間的・経済的制約もあって、
活動を続けることは難しいことなのかもしれません。

ただ、このような制約条件以前に、私は活動を止めてしまう理由は
「マインド」が足りていないか、間違った方向に向かっているからだと感じています。

 

知識の前に必要なマインド

マインドとは、基本的な物事の考え方のことです。例えば、

  • 何か問題が発生したときに、人のせいにする(他責)か?自分に原因を求める(自責)か?
  • 長期の視点で物事を考えるか、短期視点で考えるか?

何においても結果は行動により得られ、行動はマインド(基本的な物事の考え方)によって決定されます。

したがって、マインドが間違っていると、どんなに行動したとしても、
どんなに素晴らしい知識をもっていたとしても、求める結果を得ることはできません。

ご存知の通り、診断士の試験範囲は非常に幅広く、経営全般を学ぶ試験です。
だからこそ、各企業の経営を全体俯瞰することができるようになるのでしょう。

ただ、注意が必要なのは、上述の通り、知識②の前に正しいマインド①が必要だということです。

マインド

この点に気付かず、合格後も知識などのスキルを求め続けてしまうことが多いのではないでしょうか?
(もちろん、②の知識・スキルも向上し続ける必要があり、それを否定するわけではありません。
②にしか意識が向かず、①マインドを正しい方向に向かわせていないことが問題なのです)

 

自分のためか、人のためか

話を元に戻します。
せっかく試験に合格して診断士になったにも関わらず、行動を止めてしまう人が数多くいます。
それは、診断士であることに対するマインドが間違った方向を向いているからではないか?と思うのです。

ここで質問です。
診断士になった(なる)のは、誰のためですか?

多くの方が、自分のため、と答えると思います。
実は、私もそう思っていました。

  • 勉強して経営のことを知りたい
  • 管理職としてスキルアップしたい
  • 経営者と話せるようになりたい

というように。しかし、自分のためだけの活動は長続きしません。
だから、合格直後の希望で始めた活動では、長続きしなくなってしまうのです。
(もちろん、高い意識やマインドを持って、素晴らしい活動をされている方もいらっしゃいます)

私は今、せっかく取得した資格ならば、それを活かして、
本当に元気な中小企業を増やしたい!と思っています。

日本には400万社弱の中小企業が存在します。
そんな中で、診断士は2万人強。
1人の診断士が200社も支援できるわけがありません。
つまり、支援を必要としている中小企業は、きっと数多くあるのです。

まず人のために貢献し、結果として自分も嬉しい・楽しい。
そんなマインドが自分の中でアタリマエになるまで、徹底的に刷り込みます。
私の勝手な希望ですが、そういうマインドを持った診断士が増えて欲しいと思っています。

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【編集後記】

このところ、初めてお会いする方との場が増えつつあります。
この調子で増やしていきたいです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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