こんばんは、渋屋です。
昨日の記事(診断士になったのは、誰のためですか?)では、
診断士にとって最も大切なのはマインドであり、その上で知識が役に立つことを書きました。
その例として、受験勉強を通じて得た知識を誰のために使うのか?
自分のためだけに使っていては、活動は長続きせず、
人のために使うこと(結果として自分にも成果が返ってくる)が必要なマインドなのでは、という内容でした。
今日は別のマインドについてです。
顧客の重要性
上の図にも書いてありますが、「顧客を大切にするのか?お金(収益)を大切にするのか?」
この判断を間違えている経営者が多いと聞きます。
とするならば、その経営者を支援する診断士は、絶対にこの判断を間違えてはならず、
かなり重要なマインドになると思うのです。
顧客の重要性はマーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラーが明確に述べています。
- 企業の最も重要な業務は、新たな顧客を創造し、既存の顧客を維持することである
- 企業の資産は、顧客の存在を抜きにしたらほとんど価値がない
これらの言葉に重みを感じませんか?
この顧客の重要性を、診断士は身に染みさせるほど、刷り込んでおく必要があると思っています。
目の前の収益を取るか?顧客へ投資するか?
このマインドが身についているかどうか?で経営者、ならびにそれを支援する診断士の行動が
変わってくることと思います。
実際に事業を通じて利益が得られたときに、それをどうするか?
一方の経営者は得られた利益で私腹を肥やし、
もう一方の経営者は新規顧客創造のためや、既存顧客との関係性向上のために投資する。
得られる結果に差が出るのは、一目瞭然なのではないでしょうか。
もっと言えば、コトラーの言葉を思い出せば、利益を目的にした事業にはあまり意味がなく、
顧客創造・顧客関係性向上にこそ意味があるのではないか、と思うのです。
もちろん、事業を継続するためには、相応の利益・キャッシュが必要になります。
ただ、それを目的化するのではなく、顧客との関係性が高まった結果として、
利益が確保できるようにするのが、診断士の持つべきマインドなのでは、と思っているのです。
もちろん、今すぐキャッシュを確保しなければならない危機的な状況にある企業などには、
上記の理想的なマインドだけでは対応することができません。
ただ、一般的な状況において、事業の設計をするには、上記のようなマインドが
必要なのでは、と感じています。
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【編集後記】
今日は大学の後輩達と、自宅でBBQでした。
えぇ、昼間から飲み過ぎました(^ ^;
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!