中小企業診断士

理想とするセミナーは、マインドと実践ノウハウの程よいブレンド

こんにちは。渋屋です。
昨日より「診断士のタマゴ(実践編)」でセミナー講師になることを書き始めました。
これから数回に分けてセミナーを主催する方法について書いていきますが、
その前に・・・

いきなり個人的な意見で恐縮ですが、今回は私が理想とするセミナーについてです。

 

マインドと実践ノウハウの程よいブレンド

この2~3年、数多くのセミナー・勉強会に参加してきました。
その中で、自分自身が参加して良かったと思えたものは、
物事の原理原則と、個別事例が程よくブレンドされたものでした。

原理原則とは、考え方・行動の指針となるようなもので、
「診断士のタマゴ」シリーズでは、マインドと書いてきたものです。

マインドは非常に大切で、自分の行動を決め、結果を決めるものです。
ただ、マインドだけを列挙されて、聴かされても、
アタリマエのことばかりで、残念ながら眠くなってしまいます。

  • お金より時間を大切に
  • 短期的成果よりも中長期の成果を
  • 他責ではなく自責思考を

と、こんなことを具体例もなく語られ続けたら、
(私はそんなに人間ができていませんので。。)起きていることはできません。

診断士としても経営者に語らねばならぬことはあると思います。
マインドで言えば、

  • 目先の利益よりも顧客関係構築を大切に
  • 組織を動かすのは人

というようなことを語る必要があっても、それだけを語り続けたら、
やっぱり眠られてしまうことでしょう。。

マインドも大切なのですが、セミナーに費用を払って参加しているので、
何かしら「すぐに使えるノウハウ」が欲しくなってしまう人間心理も分かります。

 

分かった!を楽しく

そんなわけで、寝ないで大切なマインドを身につけて頂くためにも、
興味・関心を持って頂くためにも、
マインドと実践的なノウハウを程よくブレンドした組立てをしたいと思っています。

例えば、ITトレンドセミナーにおいては、

  • ITはあくまでも経営を支えるためにあるものなので、経営との関係をお伝えし(原理原則)、
  • 新しい動きや技術に対する単純な驚きや興味を示しつつ(個別事例)、
  • そのトレンドにある技術的・経済的背景を考えて(原理原則)、
  • エンジニアや営業がどのようにスキルアップすれば良いか(個別事例)、

をお伝えするようにしています。

診断士・診断士受験生のあなたにも得意分野があると思います。
その得意分野をセミナーで聴衆の方々にお伝えするためには、
原理原則であるマインドと、個別事例である実践的ノウハウを
上手く組み立てて頂きたいと思います。

この上手い組み合わせが、聴衆の「分かった!」を楽しく誘引することと思います。

私はセミナー講師として面白おかしいギャグなどで笑わせるタイプではありませんが、
このようにすることで「分かった!」喜びを感じて頂けるようにしています。

最期に補足しますと、個別事例・実践ノウハウだけですと、聴衆の興味を引くことはできますが、
コンテンツの陳腐化が速く、また内容も軽いものになってしまいます。
ほんの少しでも、原理原則・マインドを埋め込むよう、工夫したいですね。

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過去の「診断士のタマゴ」シリーズはこちらです。

マインド編

戦略編

実践編

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【編集後記】

今日は新たなビジネスを検討しに、先輩診断士の方とのミーティングに行きます。
楽しみです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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