もうすぐ選挙ですね。
皆さんは、政治家をどのように選んでいますか?
ドラッカーを学んで政治家を見る目が変わった
ぶっちゃけ、今まで私は、かなり「フィーリング」で政治家を選んでいたように感じます。
主張する政策や、話し方、表情などから、何となく選んでいたのではないか?と。
政治に関する知識が足らないので、論理ではなく感覚に頼っていたのではないか?と。
しかし、ドラッカーを学んでから、観点が変わりました。
そもそも、どんな国(県、市、区など)にしたいのか?
そこには他の国の目標と区別がつかない美辞麗句が並んでも意味はありません。
ドラッカーは、「specific」すなわち特有な要素を、事業の定義に求めました。
それは会社で営む事業に限らず、国の運営でも共通したことです。
- どんな日本にしたいのか?
- どんな神奈川県にしたいのか?
- どんな横浜市にしたいのか?
(私、横浜市民ですので)
もし、横浜市が描く世界よりも、川崎市が描く世界に惹かれたら、引っ越せば良いのです。
私が横浜市の「顧客」ではなかった、ということでしょう。
「specific」な世界が描かれるほど、世の中は多様性を増していくことになります。
目指す世界がなく、各論だけ主張しても意味がない
このような目指す姿がないまま、目の前に現れている問題ばかりを論じても意味がないのです。
一時期、「保育園落ちた、日本死ね」のブログが元となり、
様々な議論がネット上でも繰り広げられていました。
もちろん、待機児童の問題は解決したいものですが、
それ以前にどういう世界を目指すのか?が不明確なまま、
各論ばかりを論じても意味がないと思います。
男女区別なく働きやすい世界を目指すのか?
待機児童数を減らす世界を目指すのか?
似たような論点に感じますが、実際は違うと思うのです。
その政策に実現性はあるか?
もう1つ重要な点があります。
いくら目指す世界が明確であっても、そこに向かうための政策に実現性を感じられるか?
絵に描いた餅にならないよう、描いた世界に本当に近づく力があるのか、を
確認する必要があると思います。
ドラッカーは経営者への5つの質問の中で、
- われわれの成果は何か?
- われわれの計画は何か?
と問いています。
目指す世界を描き、そこに向かう計画と、実現したときの成果を定義します。
政治の世界はややこしいので、計画と成果が明確に定義されただけでは、
まだまだ実現性は低いかもしれません。
ただ、これら2つがなければ、もっと実現性は低いでしょう。
本当にやってくれるのか?
ただの評論家でも研究者でもない政治家ですから、この点は見落とさないようにしたいですね。
このようにドラッカーを学ぶことで得られる考え方の適用範囲は、とてつもなく広いです。
これからスタートする事業から、大企業、そして医療機関・教育機関など、
どこにでも適用できます。
そんなドラッカーを分かりやすく学べる勉強会を月に1度、主催しています。
詳細はこちらでご案内しています。
次回は7月8日の夜に都内で開催します。
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【編集後記】
昨日は初めてWeb放談会を実施しました。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
リアルに集まるセミナーと異なるメリットを感じつつ、
ゆる〜く運営するのは難しいと感じました。
ガッツリとコンテンツをお伝えするセミナー形式の方が良さそうです。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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