ランニング・トライアスロン

人生2度目のハーフマラソン挑戦記(その3)

人生2度目となったハーフマラソンの挑戦記が続いています。

今日は第3回です。
過去2回の記事はこちらです。

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■ペースメーカーの背中を追う

コーチに言われていた通り、ペースメーカー(陽介さん)を見つけ、彼の後についていきました。
ただ、この地点では、まだまだ混雑から抜け切れていません。

陽介さんの後についていくだけで良くなり、気を抜いた一瞬、他のランナーと脚が絡み、転びそうになります。
何とか踏みとどまり、転倒は避けられたものの、気を取り直します。

5kmを超えると、だいぶ混雑がなくなり、走りやすくなってきました。
陽介さんの走りは本当に安定していて、1キロ4分30~35秒をキープし続けています。
こんなハイペースで3km以上、走ったことはありませんが、9km地点を超えても、ペースは維持できています。

このとき、陽が差してきて、急に暑くなりました。
上に羽織っていたウインドブレーカーを脱いで、腰に巻きつけます。

そんなことをしている間に、気付けば陽介さんとの距離が開いてきました。
自分のペースが落ちたのかと思いきや、そんなことはありません。

陽介さんが、1キロ5秒程度、ペースを上げたのでしょう。
ただでさえ、自分にとってはチャレンジをしているペースなので、ここで陽介さんを追うことは止めました。

「陽介さん、ありがとう!おかげでペース作りができたよ!!」

心の中で感謝を述べていると、陽介さんは徐々に視界から消えていきました。

 

■レースを立て直すモノ

そろそろ、折り返し地点が近付いてきます。
早めにエネルギー補給のジェルをとることにしました。
ペースが速い分、消費も速いと感じたからです。

折り返し地点を過ぎると、少しカラダが重くなり始めたように感じました。
気持ちを奮い立たせるために、
「今、フルマラソンで30km地点を過ぎたところ」
というつもりで走るようにしました。

初フルマラソンだった湘南国際マラソンは、30kmを超えてから急ブレーキしました。
カラダが重くなり始めてからが本当の勝負。

そんなとき、私の心を支える2つの出来事がありました。
12~13km地点、ここはスタート・ゴール地点の付近でもあり、沿道に応援する人が最も多いところです。

小さな子供が声を張り上げて応援をしています。
「がんばれ~~~~!!」
「おぅ!頑張るぜ!!」
笑顔で応えます。

RUNの師である井ノ上さんからは、応援に応えると元気がもらえると教わっていました。
湘南のときも、その効果は感じていたので、応援にはできる限り応えるようにしました。

私が13km地点を過ぎる頃、トップランナーがゴールに飛び込んできました。
2番手、3番手も必死の形相です。
1秒でも速く、1メートルでも前に、その気持ちがバシバシと伝わってくるのでした。

これだけ速い人達でも、ツラいんだ。
早くなれば、その分、目標は高くなります。もっと自分を追い込むようになります。

「自分がツラいのなんて、当たり前か。」

そんなことを考えていたら、気持ちがふっと軽くなったのでした。
ペースは変わらず、そのまま1キロ4分30~35秒ペースで進んでいきます。

■再び陽介さんを追う

14km地点、ここでコースは大きく右に曲がるので、前のランナー達が良く見えます。
良く見ると、陽介さんが居るじゃないですか!

一度ペースを上げた陽介さんですが、ほんの少しペースが落ちてきているようでした。
派手なオレンジ色のシャツが目標になります。
陽介さんに追いつくゲームをしていれば、楽しく前に進めます。

15km~18kmの間はカーブが多いので、陽介さんを見失っては見つけて、また見失っては見つけて。
繰り返しながらも、少しずつ、少しずつ陽介さんとの差が縮まってきます。
もうすぐ18km地点。陽介さんが、あと数メートルのところまで追いついてきました。

続く。

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■終わりに
今日はこの後、楽しみな勉強会に参加します。

 

【昨日のトレーニング】
OFF

次回、フルマラソン(古河)まで、あと41日。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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