アイアンマンジャパンみなみ北海道が終わって1週間。
昨日はニースの世界選手権(女子)もありましたね。
改めて今回のIMみなみ北海道を振り返って、レースの質が変わってきたと感じています。
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過去4回の五島は「我慢」
2015~2018年に参加した五島。
まだトライアスロンの経験も浅く、とにかく完走することが目標でした。
今振り返ると、確かに完走がギリギリの目標だったと思います。
普段の練習量から考えても、ロングに挑戦するのが無謀とも言えるレベルでした。
当時は、一番やっている月でも、スイム15km、バイク400km程度、ラン100kmちょっとでした。
時間に換算しても、月のトレーニングはせいぜい30時間程度。
最近は平均でも、スイム20km、バイク600~800km、ラン120km程度です。
時間換算だと40~50時間が普通になってきました。
当時はまだまだ、ボリュームを積める身体や生活環境になっていなかったのでしょう。
そんな状態でのロング挑戦ですから、必然的に「我慢」が求められます。
気持ち悪くなっても耐える。
歩いたとしても、次の電信柱からは走る。
とにかく耐えて耐えて、身体がボロボロになってゴールする。
それはそれで、感動的ではありましたが。
ただ、実力不相応の負荷をかけるので、身体への負担は非常に大きかった。
レース後、体重が2kg減ってしまい、2ヶ月間も戻らず。
その間、ずっと気だるさが残ってしまったこともありました。
佐渡・IMみなみ北海道は「マネジメント」
去年の佐渡、そして今回のIMみなみ北海道を完走して、明らかに求めるものが変わってきたことを実感しました。
ロングは予想外のことが色々と起きてしまいますが、それらを含めて、いかにマネジメントしていくか?
言葉を変えると、自分が持っている実力を、いかに100%近くまで発揮できるか?
もちろん、それらを全部やり切った上での「我慢」はあるのですが、最初から根性論には落ちません。
- スイム・バイク・ランそれぞれ単体での実力を把握していること
- 実力を踏まえて、3種目通してやる上での計画を持っていること
- やりながら計画を修正し、次の戦術を立て実行すること
こういう PDCA をある程度、回しながらレース展開しています。
つまり、ロングと言えども「全くワケの分からないモノ」ではなく、「計画的に攻略していくモノ」になりました。
(レース後に乾杯した場所)
さらに言えば(私はこの段階に達していませんが)、想定外のことが起きてしまっても「圧倒的な実力でぶん殴る」こともできるようになっていきます。
今回のレースで、知人の Di2(電動ギア)が不調に陥り、スタート直後から全くギアが変わらなかったそうです。
その知人はレース中、1度もギアを変えることなく、私より速いバイクタイムでフィニッシュしてしまいました。。
IMみなみ北海道は、全部出し切ってしまった
改めてアイアンマンジャパンみなみ北海道を振り返ると、実力相応・あるいはそれ以上の結果を出してしまいました。
スイム・バイク・ラン 3種目とも、現在の実力の限界値です。
逆に言うと、これ以上の伸びしろがありません。
去年の佐渡以上に、完全に実力を出し切った。
レースを「計画的に攻略していくモノ」として見た場合、計画段階で今回以上の計画はできません。
実力そのものを上げない限り、もう10分すら縮めるプランが描けないのです。
去年の佐渡後にも書いているのですが、
5年間、蓄積してきたロング・リベンジの想いを、今回の佐渡で果たせました。
もちろん、もっと強くなりたい想いはあるのですが、それだけでは勿体ない気もしています。
というわけで、まずは来シーズンの大方針です。
- より楽しむ方向に進むのか?
- 過去の自分超えを狙って追い込むのか?
結論から言えば、どっちも狙いたいのですが。
理想的には「楽しみまくってトレーニングしていたら、結果的に強くなっていた」というのがベスト。
改めて、今はこういう心境です。
来シーズンをどうするのか?
もう10分すら縮めるプランが描けないので、「KONAを目指す」みたいなことは言えません。
今回、ニースへのスロット獲得タイムを見ると、M45-49で私より最低1時間は速いです。
来年は M50-54になるので、そのタイムで見ても、最低40分は短縮が必要。
何より、世界選手権にあまり興味がないんですよね・・(笑)
他人との比較ではなく、自分の可能性を追求してやっているだけなので。
(KONAの雰囲気は独特らしいので、それを味わいたいという気持ちはありますが。それなら応援でも良いので・・)
この歳になっても、過去の自分超えに挑戦できることを楽しんでいるのです。
多分ですけど、今年のIMみなみ北海道のタイムは、そう簡単に超えられないです。
かなり気象条件が良かったので。
最終的なタイムは当日にならないと分かりませんが、練習の過程で「過去の自分超え」を実感したり、楽しむことはできるでしょう。
まだ具体的なプランには落とし込んでいませんが、「もっと楽しく・もっと強く」をテーマに掲げて、計画を立てていこうと思います。
もっともっと、色んな経験をしたいなぁ~と考えています。
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