ビジネスパーソンにとって、本を読むことは最も効率的で効果的な投資です。
ただ、ちゃんと読むべき本を読んでいれば。
読書はトレーニングである
多くの中小企業と接するなかで感じるのは、読書量の違いです。
社長は本を読んでいる方もいらっしゃいますが、社員のほとんどは本を読んでいません。
本を読む習慣がないんですね。
例えば、時間管理においては、『7つの習慣』に出てくる時間管理のマトリクスが超・有名です。
これを知っていれば、「第2領域に時間投資できているか?」という会話が通じます。
しかし、本を読んでいない人には、時間管理のマトリクスの概念から教えなければなりません。
つまり、コミュニケーションにコスト(時間)が掛かるのです。生産性が上がるはずもありません。
そういう人たちにとっては、まず「ビジネス書を読む習慣を身につける」ことが最初のハードルとなります。
ただ、このブログをお読みの大半の方は、既にビジネス書を読んでいると思います。
私を含めたそのような人たちにとって、次の問題は「読みやすい本ばかり読んでいること」ではないでしょうか。
「もっと本を読みたい」→「でも時間がない」→「とりあえず読める本・読みやすい本から読んでしまう」という悪循環です。
マンガで読む・・などの分かりやすすぎるビジネス書が氾濫していることの害とも言えそうです。
私は読書は一種のトレーニングだと考えています。
負荷のない行為は、トレーニングとは言えず、そのような行為を続けてもビジネス力は上がらないでしょう。
- 自分が知らない分野を知ろうとする
- 馴染みのない表現・言葉と格闘する
- 著者の主張や世界観を理解する
- 全体の構造を分析し、把握する
このような取り組みがあってこその読書(=トレーニング)ではないでしょうか。
とは言え、常にこのような負荷をかけられるわけではありません。
仕事の後など、頭が疲れているときは、「緩い本」を求めてしまいます。
ですから私は、やさしい本と(私にとって)難しい本を持ち歩くようにしています。
なかなか、難しい本は読み進められないんですけどね・・
(元々、活字が苦手な子どもでしたので・・)
変化・成長するには、適切な負荷が必要
読書に限らず、自らを変化・成長させるなら、適切な負荷をかける必要があります。
軽すぎず、重すぎずの負荷を。
2週間前、時間がないときに焦ってランニングをしたら、スピードを上げすぎてしまいました。
途中、キロ3分54秒が出ましたが、私にとってはほぼ限界値。
その衝撃に脚が耐えられなかったのでしょう。
右脚を故障してしまいました。
先週末の陣馬山トレイルは走りましたが、未だに右脚は不調です。(昨日から痛みが復活し。。)
これは明らかに負荷をかけすぎて失敗した例です。
おかげであと2週間を切った大田原マラソンに向けたスピード練習ができなくなってしまいました。
読書で言えば、あまりに難易度の高い本を読もうとすると、私は3分で寝てしまいます。。
難しくてサラッとは読めないけれども、活字と格闘できるギリギリのレベルを狙う必要があるのです。
質の勝負と、量の勝負を区別する
どんなトレーニングにも、質と数があります。
筋トレだったら、より重たい負荷に耐える方向性(質)と、回数(量)を増やす方向性があります。
マラソンだったら、スピードを上げる方向性(質)と、時間・距離(量)を伸ばす方向性があります。
そして、私の経験上は、マラソンや読書は、ついつい「量」に逃げてしまいます。
楽なペースで長く走るのは、実は結構楽しいのです。
景色を楽しんだり、仲間と会話したり。
一方、スピード練習(質)はゼーゼーハーハーします。吐きそうになることすらあります。
そういう苦しいトレーニングからは、ついつい逃げてしまうのです。
多くの市民ランナーが「月間走行距離」にとらわれているのは、質ではなくて量ばかりを見ていることの証左です。
読書も同じです。
楽に読めてしまう本を10冊20冊読んでも、あまり成長しません。
今自分が、質と量、どちらで勝負しているのか?
意識してみましょう。
読書に関しても、マラソン・トライアスロンのトレーニングに関しても、
自分を戒めるための記事でした(汗)
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【編集後記】
近所のカフェでオーダー間違いが2連続。。
スタッフのレベルがやや落ちてきたのかも・・
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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