9月2ー3日と、「Zen 2.0」というイベントに参加してきました。
https://biz-it-base.com/?p=9103
この場は素晴らしいものでしたが、その素晴らしさはイベントが行われた2日間に留まりません。
講師として登壇された人同士のコラボレーションが次々と生まれているようです。
共創を自然と生み出した「場」
例えば、11月には「禅」と「人工知能(AI)」それぞれの第一人者による対談イベントが行われる予定です。
人工知能が人類を超える特異点であるシンギュラリティ。
そのときに人類に必要なのは、物事の本質を捉えるOSとしての禅ではないか?
そんな話題で対談が行われるようです。
「山伏修行」と「ヨガ」のコラボレーションも行われる予定だとか。
インド各宗教の修行から、宗教色を取り除いてエクササイズになったのが現代のヨガ。
それが山岳が持つ霊力を感じる山伏修行と合わさると、果たしてどんなものになるのか?
こちらも楽しみなイベントです。
その他にも、いくつかの活動が既に生まれている様子。
関係者からサラッと聴いただけですが、共創・コラボレーションが凄まじく起きているのです。
マインドフルネスの国際フォーラムとして行われた「Zen 2.0」。
一般的な国際フォーラムやビジネスカンファレンスにおいて、関係者同士の共創がこんなに起こることはありません。
この場には、特別な何かがあったのでしょうか?
「競争」ではなく、そこには「和」があった
確かに、私が参加した2日間も、不思議な光景を見ました。
さっきまで登壇していた人が、次には聴衆として熱心に他の方の話を聴いているのです。
そして休憩時間には、お互いが積極的に、しかも楽しそうに会話していました。
私が過去に参加したビジネスカンファレンスでは、あまりそういう光景は見ませんでした。
強いて言えば、エンジニア主体のテック系イベントは、近しいオープンマインドを感じましたが。
一般的なビジネスカンファレンスでは、まず「自分は何者であるか・何ができるのか」の主張が強いです。
自分はこんな分野の権威である。こんな経験や実績を持っている。
だから、それについて語る権利がある。その私の主張を聴け。
極論言えば、そんな雰囲気ではないでしょうか。
ですから、隣でやっているプレゼンターは仲間というよりも「競争」相手ということが多いのです。
もちろんコラボレーションも起こりますが、それはお互いのスキルや顧客・市場を補うためのものが中心です。
お互いの利害関係が先にあるのであって、決して、人と人が自然に調和している感じではありません。
一方、「Zen 2.0」や、その企画が生まれた「カマコン」の雰囲気は、「まず人ありき」です。
専門分野やスキルを見る前に、その「人となり」から感じるものでつながっていきます。
極論言えば、街の飲み屋で知らない人同士が仲良くなる感じではないでしょうか。
昨晩参加したカマコンでも、その雰囲気を改めて感じました。
他者のアイデアに、赤の他人がドカドカと乗っかっていく。
私自身、かなりの人見知りですが、昨日は(自分なりに)乗っかりまくった結果、その後の懇親会でも楽しく会話できました。
しばらくしてから、「ところでどんなお仕事されているんですか?」と(笑)
自然と共創が起こる場には、このような「ユルさ」が必要なのではないでしょうか。
論理で思考を制限していませんか?
「Zen 2.0」や「カマコン」を通じて感じたことを、再度まとめますと・・
- 私たちはビジネスの場で、自己主張をしすぎていませんか?
- それよりも、目の前の人から感じることを大事にしましょう
- その人が抱いている問題意識に興味を持って、乗っかりましょう
- まずは雑談レベルから始めて、会社や職位・スキルなどではなく、人としてつながりましょう
- そうすれば、自然と調和・共創が生まれていく
自己主張による「競争」から入ってしまうと、私たちの心は戦闘モードに入ります。
自由にアイデアを発想するモードとは、対局の状態ではないでしょうか。
ビジネスにおいて、利害関係や競争を意識すればするほど、論理や言語で何かをしようとします。
私は、それが人間関係の構築を阻害し、オープンマインドを失わせていくのではないでしょうか。
世の中では、アイデアソンなどのイベントが多く行われています。
しかし一過性のイベントで終始してしまい、なかなかその後の活動につながらない、という話を良く聴きます。
アイデア出しのフェーズと、それを形にしていくフェーズは異なりますので、当然、難しさもあります。
ただ、それ以前にまずは自然な人間関係が構築できているのか?
そこにいることが楽しいと感じられるのかどうか。
共創を生み出すには、その点にもっと注目すべきだと感じています。
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【編集後記】
月曜日のトレランのダメージが未だに抜けず、まだ筋肉痛なのですが、
明日のトレラン練習会にも申し込んでしまいました。
今シーズンは山を走り込んで、今までで一番、強く柔軟なカラダをつくります。
■プロジェクト2,000進捗
・全体:1,384分/2,000分
・ランニング:766分(104km)/1,000分
全体として、ちょっと運動量が足りません。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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