日々の気付き

学生が中小企業に就職したがらない理由

以前に、私は新卒で小さな企業に就職して良かった、という記事を書きました。
https://biz-it-base.com/?p=4362
今でも学生には、大企業だけでなく、中小企業もしっかりと就職対象として調べて欲しい、と思っています。
その一方で、学生が中小企業を選ぶのは大変なのでは?と思うことがあります。

 

情報がなく、リスクが高い

学生から見て、中小企業への就職はリスクが高いでしょう。
何も経営が不安定ということを言いたいのではありません。

  • どんな仕事ができるのか?
  • どんな人と仕事をするのか?
  • どんな雰囲気の職場なのか?
  • 給料はどのくらいなのか?
  • 育児休暇は取れるのか?
  • 従業員の女性の割合は?

と、学生にとっては就職先に対し、疑問に思うことは多々あります。

大企業(正確に言えば公開企業)と比べて、中小企業は、これらの情報がオープンになっていません。
情報がないということは、リスクが高いということです。

大企業であれば、Webを見ればすぐに分かることが、中小企業だと分からない。
そんな状況が続けば、学生は大企業を選んだ方がリスクが低いと感じるでしょう。

仮に、誰もが知っている大企業が上記のような情報をオープンにしていなくとも、
製品やブランドのイメージがありますので、ある程度、予想をしたり、
周りにいる人に聴くことができます。

結果として、情報の公開が同程度であれば、中小企業よりも大企業が選ばれるのではないでしょうか。

 

大企業よりも情報をオープンに

ここまでのお話で分かるとおり、中小企業が、自分たちを選んでもらおうと思うならば、
大企業以上に情報をオープンにする必要があります。

事業内容を知ってもらい、仕事内容を知ってもらい、雰囲気や社風を知ってもらう。
一緒に働く先輩を知ってもらうことも大事ですね。

会社の構造も事業形態も、大企業よりシンプルな中小企業。
本来、情報をまとめて公開するのは、大企業より簡単なはずです。
しかし実際には、企業情報が大企業以上に詳しく公開されている企業は、稀です。

 

面白い中小企業を探す学生は増えている(という仮説)

私は学生の就職情報に詳しいわけではありませんので、勝手な推測です。

面白い中小企業を志す学生は、実は増えているのではないでしょうか。
身の回りの20代前半くらいの人を見ると、当時の私などより、よほど世の中のことを見ています。
優秀な人は増えているのではないでしょうか。

そういう人たちにとって、大きな会社で歯車になるよりも、
小さな会社で責任を持って仕事を任せてもらえる環境の方が、
輝いて見えるのではないか、と思うのです。

しかし、そんな学生が増えたとしても、会社の側が情報をオープンにしていなければ、
探してもらうこともできません。
ただでさえ、最初から知られていることの少ない中小企業。

「この条件で探してもらえれば、うちにたどり着く」という条件を洗い出してみましょう。
採用したい学生のイメージも明確にしましょう。
(合わない人が来てしまったら、お互いにとって不幸ですので。)

私は野望のある学生には、中小企業に就職してもらいたいですし、
同じく、より上を目指す中小企業には、若者を採用してもらいたいと思っています。

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【編集後記】
トライアスロンの練習がなかなかできません。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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