独立するとき、最初の不安は売上を上げて、ちゃんと食べていくこと。
そのため独立・起業した後、多くの方が仕事にコミットし続けます。
また会社員として成果にコミットしている人も多くいます。
単に指示されたからというよりも、自分のキャリアにおける現在の仕事の位置付けを認識している方。
しっかり成果を出しつつ、自分が成長するために仕事にコミットしているのです。
このような状態は、独立・起業直後や、キャリアの一時期では必要なことです。
ただ、ずっと「それだけ」の状態になってしまうのは危険だと感じています。
家族へコミットしてますか?
先週末も、私はいつも通り、それなりに仕事をしていました。
土曜日は午後いっぱいセミナーを受けていたので、帰宅時には家族は食事もお風呂も終えていました。
日曜日は妻はジムへ、息子はサッカー練習へ。
私はカフェと自宅で仕事をしていました。
週末は家族と過ごす時間を最大化しようと思っていたはずが、
ふと気づくと会社員時代よりも、セミナーに行ったり、仕事をしていることが増えているようです。
息子が大きくなり、手が掛からなくなってきたので、余計にそう感じることもあるでしょう。
ただ最大の問題は、私が仕事にはコミットしているのに、家族にコミットしていないからではないか?と感じたのです。
私は一応、自分なりのルールを作っています。
- 平日のうち1日は、家族で晩ご飯を一緒に食べる
- 平日早朝に予定のない日(≒ほぼ毎日)は、息子のサッカー朝練に協力する
ただ、これだけで自分が求める家庭が築けるのか?疑問に感じてしまいました。
そもそも、自分で勝手に作ったルールですから、家族に求められているのかも不明です。
家族のビジョンを作る
仕事がどんなに良い成果を上げたとしても、そこに家族がなければ(私の場合)意味がありません。
とするなら、仕事のビジョン以前に家族のビジョンが必要な気がしてきました。
- 家族として望む姿を描く
- その中で自分がどう働きたいか、仕事とどう向き合いたいのか?を描く
- 仕事の目標設定をする
という順序が正しかったのでは?と。
この過程で、家族に対して自分がコミットすることも、明確になるはずです。
第3の場所はありますか?
そして、私たちの人生は、仕事と家庭だけではありません。
特にこれからは、仕事とも家庭とも異なる、第3の場所が必要であるように思います。
定年退職した人が、家庭に居場所がなく、他にも居場所がない。
ある意味での典型的な問題ケースですが、私たちはそうならないように準備を進めるべきでしょう。
私の場合で言えば、ランニングやトライアスロンチームの仲間が第3の場所ですし、
それ以外にも色々と属しているコミュニティも第3の場所に当たります。
これらは仕事の人脈とも言えますし、少なくとも今はそうではなく、
単純に人とつながっているだけのコミュニティもあります。
フリーランスやスモールビジネスの社長のように、仕事と第3の場所がゴチャ混ぜになることもあるでしょう。
ただ個人的には、ビジネス関係にない(あるいは極めて薄い)人脈は、あった方が良いと感じています。
ビジネスの関係が強いと、フラットな関係を維持するのが難しいからです。
仕事と異なり、家庭や第3の場所は自らが意識しなければ、
絶対にコミットできない領域です。
求めている姿(状態)はどんなものか?
その状態になるために自分にできることは何か?
ちゃんと考えて、行動していきます。
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【編集後記】
昨日は某所で取材を受けました。
中小企業診断士試験の受験時代を思い出しつつ。
夜も、独立希望の方と会食しつつ、独立当初を振り返り。
おかげで自分なりに現時点を見つめ直すことができました。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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