おはようございます。渋屋です。
昨日は戦略を立てるとき、どうしても自社(売り手)の視点に偏りがちなので、顧客の声を集めましょう、ということを書きました。
では、顧客の声を集めると、どのようなことが分かるのでしょうか?
■自社の強み
お客様が競合他社ではなく、自社を選ぶ理由が分かります。
顧客が選んで下さる理由が、自社の強みです。
「なぜ当社を選んでいただけたのですか?」
と発注頂いた直後に聞くことが何より効果的だと思います。
そして、顧客の生の声をそのまま記録しておくことが大事です。
余計な解釈を入れると、意味を取り違えるからです。
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私も今までお客様に頂いた生の声は記録しています。
恥ずかしながら、いくつかご紹介すると、
「なんでそんなに分かりやすく出来るんですか?」
「?(もやもや)を!(わかった)に変えてくれますよね」
というようなものが印象的です。
人前で話す・説明するということが、楽しいと感じるのは、このような声を頂けるからでしょう。
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顧客の声を集めるのは、業務プロセスに組み込むべきだと思います。
「今月はCS(顧客満足度)向上月間だ!まずは調査をしよう!!」
という一時的な取り組みは、やらないよりはマシですが、間違っていると思います。
上述の通り、日々の業務の中で、
・受注を頂いた直後
・サービス提供が完了した直後
など、業務フローの一部に顧客の声を集める仕組みを取り入れると良いでしょう。
それをすることにより、従業員全体に、「顧客の声に耳を傾けよう」という意識も芽生えてくるからです。
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週末のセミナーを受けたときに、歯科医の方の例を聞きました。
治療が終わった後、最初の状態確認(1週間後とか)に、治療の成否確認だけでなく、ヒアリングを行うそうです。
しかも、ヒアリングは40分!!
ヒアリングスキルが高いからか?コミュニケーションが上手なのか?
お客様も喜んでお話し下さるそうです。
ここまで来ると完璧ですね。
明日に続けたいと思います。
■終わりに
昨日からの「顧客の声」についての記事は、週末に受講した佐藤 義典さんの戦略BASiCSセミナーをもとにしたメモです。
(もちろん、記述に間違いがある場合は、私の責任です。)
興味のある方は佐藤 義典さんの著書に触れてみて下さい。
これまで、戦略・マーケティングを学んだ人ほど、数多くの理論が使える形として収まっているBASiCSに感動すると思います。
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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