読者の方よりご質問をいただきました。
「独立後食べていけるまでになる方は
全体の何割くらいの感覚でしょうか?」
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中小企業診断士に限ると、
私の周りでは独立した方は、ほぼ全員、食べていっています。
(会社員に戻った方は数名しか知りません)
独立という形態を保ち続けているということは、
少なくとも食べていけているからです。
士業だと、お仕事をいただきやすい環境にいることも、
食べていける理由でしょう。
一方、士業ではなく、コーチ、カウンセラー、
コンサルタントを名乗る人たちに枠を広げると、
もう少し会社員に戻る確率が上がるのかもしれません。
ただ、私の存じ上げている方の数が
独立診断士(100人単位)に比べると1桁は少なく、
数10人程度しか把握していないので、あくまでも参考情報ですが。
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ただし、「食べていけている」という状態に注意です。
例えば独立診断士の中で一定数存在する年金診断士。
彼らは収入よりも生きがいを求めていたりしますので、
大して稼いでいない人が多いのです。
月に10万円程度稼げれば十分、と考えている方も
一定数、存在しそうです。
あるいは未婚で実家に住んでいる若者。
この層も稼ぎの額に関わらず、
独立という形態を継続することはできてしまいます。
これでも傍から見ると「食べていけている」に見えてしまいます。
この点には注意が必要だと感じています。
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私の近しい友人・知人に特化し、
配偶者・子供と一緒に過ごしている層に限ると、
この層が一番稼ぐことに対するプレッシャーを感じているでしょう。
ただ実は、この層が私の知る限り、一番ちゃんと稼いでいます。
年商で500万~1,000万円くらいがボリュームゾーンでしょうか。
(経営コンサルを名乗るなら、もっと稼ぎたいものですが)
家族がいるので、稼がなければならないプレッシャーがあります。
そのプレッシャーが活動を促し、結果として食べていけているのでは、
と感じています。
この層で、独立後に会社員に戻った方は、
私の周りでは見かけたことがありません。