ランニング・トライアスロン

東京マラソンの雰囲気、やっぱりテンション上がりました

東京マラソンは雰囲気が他のレースとは違う、と聞いていました。
実際にどう感じたのか?サブ3.5を達成するためのレース展開について書きます。
前回の記事(立てた作戦とスタート直後まで)はこちらです。

【サブ3.5達成】東京マラソン体験記、自分を信じて淡々と走る東京マラソンに初めて参加してきました。 聞くところによると、雰囲気が他では味わえないレースとのこと。 それから自分の目標としては、サ...

東京マラソンの手荷物対策

少し時間軸を戻すと、東京マラソンは37,000人が走るレースです。
常に周りに大勢の人がいます。

東京マラソンの特徴の1つは手荷物の厳しさ。

  • ペットボトルは持ち込めない
  • ジェル系の飲み物も封を開けていない状態でないとダメ

しかも単体の容量制限(250ml)と全体の容量制限(500ml)があります。
このため、スタート地点の前にゲートがあり、空港さながらの手荷物検査があります。

IMG_7698

私はここで、日焼け止め(開封済み)を没収されて、テンションが下がったのでした。。
普段はペットボトルにエネルギージェルとアミノ酸を混ぜたものを持って走るのですが、今回はそれができませんでした。
そのため、水がなくても飲めるタイプのジェルを今回は使用しました。

この他にもこのような形状のジェルをいくつか。
あとはやや固形状のこちらを。

普段は20km地点くらいで1つ食べるだけですが、今回は自分にとってはかなりのチャレンジ。
補給が足りなくてバテるのだけは避けたかったので、15km地点くらいと25km地点くらいで、1つずつ食べました。気分転換にもなりますので。

また、家を出るときから背中にホッカイロを貼っておきました。
この日のレースはかなり暑くなりましたが、それでもスタート直前までは冷えていました。
ホッカイロでカラダを温め、レインコートで風を防いでいました。

周りの方も寒そうにしている方が多かったのですが、ホッカイロまで持っていたのは私だけだったようで。
アドバイスをくれた後輩(彼はボランティアで参加していました)に感謝です。

37,000人のなかで、早めの行動を

それからトイレも恐ろしく並びました。
早く並んでしまって、列を待ちながらストレッチしたり、何かを食べたりした方が良いでしょう。
手荷物検査からスタート地点までの間にバナナや飲み物があるので、その点は困りません。

私は先にストレッチをしてからトイレに行ってしまったため渋滞にハマり、危うく予定のCブロックに並べなくなるところでした。
トイレ後、手荷物預けからCブロックに並ぶまでは、少し走りました。
(これが良いアップになったのかもしれませんが、、)
最後尾からのスタートだったら、ゆっくり進むランナーに道を塞がれて、サブ3.5は達成できなかったでしょう。

東京マラソンは、他のレース以上に、早めに行動した方が良さそうです。

声援に力をもらってテンションを維持

レースに話を戻しますと、スタートからずっと声援が止まりません。
皇居手前の7〜8km地点には、なぜか大集団でYMCAを踊っている人たちがいたり(笑)、
その他にもダンスパフォーマンスなどでテンションを上げてもらいました。
沿道には多くの人がいらっしゃって、特に子どもとのハイタッチは、テンションが上がります。

全体的には前半の方が応援が多かったように感じます。
雷門くらいまでが元気だったので、そう感じただけかもしれませんが、、

カラダに疲労を感じはじめたのは、雷門を過ぎて30km手前くらいの頃から。
今すぐというほどではないけれども、そう遠くない先にペースが落ちるときが来る予感がしました。

こういうときこそ、作戦「淡々と」です。
しっかり腕を引いて、お尻・腿裏の筋肉で走る。
ふくらはぎ(小さい筋肉)を使わないで、大きな筋肉で走れば、それだけ長く走れます。

大勢の応援に返事をして、ハイタッチをすることで、落ちていきそうなペースを維持します。
そうやって、銀座辺りまで戻ってくると、視界に青い風船が見えてきました。
実際は浅草橋(26km)辺りからチラチラと見えていたのですが、それが近くなってきたのです。

目標のサブ3.5へ!

この青い風船、サブ3.5のペースランナーです!
彼らはスタートと同時に出ています。
私はスタート地点通過が、3分遅れくらいだったので、彼らに追いつくことができれば、3時間27分でゴールできることになります。

それに、「グロスでサブ3.5」という偉業?を達成することにもなります。
これをやったら、美味しすぎる。ブログのネタにもなる(笑)

ペースランナーに少しずつ追いついていることが、モチベーションにつながりました。
彼らに40km地点までに追いつきたい。
とは言え、急に加速するほど余裕はありませんし、作戦は「淡々と」です。
これまで通り、自分にとって最適なペースで進み続けます。

徐々に、徐々に青い風船が近づいてくるように感じますが、
エイドで給水したりするたびに減速するので、彼らは遠ざかっていきます。

そして36km地点、東京マラソン最大の上り坂、佃大橋。
スタート以来、キロ4分台をキープしてきたペースがついに落ちます。
佃大橋から3kmのペースは、5分3秒、5分14秒、5分ちょうど。

カーブが増えたこともあり、ペースランナーはついに見えなくなってしまいました。
「グロスでサブ3.5」の夢は、あっという間に消えました。
ついでながら、3人ほどいたペースランナーの1人がトイレにでも寄ったのでしょう。
前を行くペースランナーに追いつこうと、私を後ろから颯爽と抜いていったときに、「もう追いつけんわ」と心を折られたのでした(^_^;

とは言え、上り坂でペースダウンするために2分のロスを見込んでいました。
ある意味、予想よりもペースダウンせずに走れています。
佃大橋を登り終えても、まだ2分程度の余裕がありました。

「サブ3.5、行ける!」

豊洲を抜ける頃には、もう限界が近いのが分かりました。
35kmまではずっとフラットなコースだったのに、それ以降の細かなアップダウンが超ツライ。
そして、上り坂でない区間でもキロ5分を超えるようになってしまいました。
腿の裏が攣りそうです。

ところで、今回のレースは、今までで一番多くの人に応援されていました。
私がレースに参加するキッカケをくれたランチーム「Admiral」の方々。
このところ、一緒にレースに参加しているご近所のパパ・ママ。
そして家族。

スタート前にFacebookやLINE、メールで熱い応援をもらっていました。
それらを思い出し、応援して下さった方々にサブ3.5を報告するところを想像しながら、カラダを前へ。

カラダはもう限界で、きっと険しい顔をしていたでしょう。
でも今回のレースでは、私は終始、笑っていました。
東京マラソンならではの雰囲気、多くの応援。
そんななかで自己ベストにチャレンジさせてもらっていることが、楽しくて仕方なかったのです。

そんな想いを抱えつつ、最後の最後、カラダに最後のムチを打って、ペースアップ!
今回のレースでも「パパは全力を出し切った」と息子に伝えたい。
キロ4分30秒ペースまで上げきって、全力のゴール!!

記録は3時間28分45秒。サブ3.5達成!

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ゴールした後は、しばらく呆然としていました。

記録を出した感動。
全部出し切った後の空っぽ・抜け殻な感じ。
ゴール直前で倒れていた人がいるけど、大丈夫だったかな?

しばらくして我に返り、応援して下さった方々に連絡をしました。
喜んでもらえて良かった。

さて、2週間後に横浜マラソンが控えているのですが、、
今度は記録は狙いませんよ(笑)

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【編集後記】
昨日はブログのセミナーに参加。
細かなテクニック以前に、講師の方と私では、
ブログに対する姿勢そのものが違う、と感じました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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