ある顧客の経営支援に入ってから、早5ヶ月程度が経ちました。
その仕事は商工会議所から依頼を受けたものですので、
初回のヒアリング時などは、私だけでなく商工会議所の方も同席されます。
月に1回程度ですから、そんなに長い時間お会いしているわけではありません。
それでも、顧客に不思議な変化が出てきたようです。
経営者がしゃべり安い環境づくり
前回、久しぶりに商工会議所の方が同席されたのですが、
「(経営者の名前)さん、ずいぶん、しゃべるようになりましたね!」
と驚かれていました。
私は毎回お会いしているので、そういう感覚はなかったのですが、
確かに初回の頃と比べると、口数は多くなったかもしれません。
私には理由は明快です。
「聴く」ことを重要視してコンサルティングしてきたからです。
答えは経営者が知っている(ことが多い)
なぜかと言うと、その顧客の状況や、顧客業界の常識などは、聴かなければ分からないからです。
顧問のようにガッツリと入り込む仕事であれば、比較的短時間で観察して学ぶことができます。
しかし、この顧客の場合は、月に1回、数時間お会いするだけです。
ですから、顧客の状況や進捗を聴くことから、毎回のコンサルティングは始まります。
何よりも、答えは経営者自身が既に知っていることが多いからです。
私がやっていることは、お話しをじっくりと伺いつつ、
私が分からない点を中心に、質問を投げかけていくことです。
そうやって質問を中心とした会話をしながら、
経営者のアタマと、私のアタマを整理していきます。
で、経営者のアタマが整理されてくると、自ずと答えは出てきます。
「今度は、こうやってみますね!」
なんて言葉が出てくるのです。
こう書いていると、私のこのスタイルは、コンサルティングというよりも、
コーチングに近いのかもしれません。
(コーチングを本格的に学んだことはありませんが。。)
自発性が経営を良くする
もちろん、経営者だけでは方針が決まらなかったり、悩んだりした場合には、
他社の事例をお話ししたり、アイデアの種を投げかけます。
そのとき、経営者のアタマが整理されてさえいれば、ご自身でアイデアの種を成長させるのです。
私がこのようなスタイルを取っている理由は、
経営者がご自身で納得したことこそ、行動につながるからです。
コンサルタントが上から目線で「こうしたらどうですか?」とアイデアをぶつけたところで、
経営者が納得していなければ行動につながりません。
仮に納得していても、結果がついてこないときにコンサルタント(他者)のせいにしてしまいます。
それは他責であって自責の発想になりません。
経営の現場を動かすことができるのは、私ではなく、
日々、お客様や従業員と接する、経営者なのです。
ですから、経営者が自分の意思で動いてくださるように、
「聴く」ことを中心としたコンサルティングをさせていただいています。
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【編集後記】
寒くて、朝布団から出るのがつらくなってきました。
寒いのが苦手な私には、厳しいシーズンになってきたようです。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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