独立・起業

【独立のリアル】副業・週末起業から独立起業への障壁

私はこのブログで、独立を目指すのであれば、その前段階として副業・週末起業を行うことをオススメしてきました。
ただ、大事なことを伝えていなかったようです。
独立する前には、マインドチェンジが必要なのです。

 

低リスクの副業・週末起業

私が副業・週末起業をオススメする理由は単純です。
会社から給料をもらって生活を安定させたまま、事業を立ち上げる経験を積み、独立の準備ができるからです。

給料をもらっているから、その副業では大きな利益を上げる必要はありません。
トライ&エラーを繰り返しながら、自分が本当にやりたい事業の形を模索することができます。

そういう意味では非常にリスクの低いチャレンジです。
会社員であろうと、家族に時間が取られる時期であろうとも、住宅ローンが残っていようとも、
(一部の人たちの中で、この状態を3Knotと呼びます)
副業や週末起業ならチャレンジすることが可能です。

実際、私も週末起業の状態を2年ほど続けてから、独立しています。

 

副業・週末起業の現実

ただ、副業・週末起業が上手くいったから、そのまま独立起業したのか?と言えば、
決してそうではありません。

私の知る限り、そのような方がいらっしゃるのも事実です。
会社員としての給料と同程度、あるいはその2倍、3倍を週末起業で稼ぐようになってしまい、
そのまま独立した、という稀有な事例です。
ただ、このような独立パターンは少ないでしょう。

これらの少ない事例に、成功事例としてのスポットライトが当たってしまうので、
「副業・週末起業の延長線上に独立起業がある」と思われてしまいがちなのです。
実際には独立起業の前に、覚悟を決めて、マインドチェンジする人が多数派です。

私を含む多くの方は、副業・週末起業でそこまで大きな額を稼ぐのは難しいです。
私の2年間の事例で言えば、月の売上は3万円未満というお小遣い程度がほとんどでした。
一番売上が高かったときでも、20万円弱です。
(金額よりも、経験を買ったと思っています)

そのため、この段階で強く認識しておかなければならないのは、
「自分の生活費すら稼げていない」
という厳しい現実です。

 

独立起業の前にマインドチェンジ

つまり、独立起業しようと思ったなら、最低限、「自分(家族)の生活費を稼ぐ覚悟」が必要です。
そこが利益の最低ラインになります。

週末起業のときは、生活費は関係なく、その事業単体で利益を見ていれば良かったのです。
独立したら人件費・生活費がコストとして乗ってきます。
私は独立前に生活費を全て洗い出し、余計な支出はカットして、売上目標を定めました。

https://biz-it-base.com/?p=5455

そして、会社員として束縛されていた時間をフルに使って、事業を成長させることに必死になりました。

当たり前のことなんですが、独立したら、自分で稼がなければなりません。
副業・週末起業の頃と異なり、事業で赤字を出しても、会社から給料は振り込まれません。
低リスクだった状態から、それなりにリスクの高い状態に遷移しているのです。

私は独立後、おかげさまで最低限の生活費を稼ぎ続けていますが、
上記の不安が常にありますので、銀行残高や、資金計画のエクセルを見る頻度が
(会社員時代と比較して)かなり増えました。
この不安を自分の活動エネルギーに変えているのです。

副業・週末起業を活用して、将来独立を考えている方には、
この点を強く認識しておいていただきたいと思います。

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【編集後記】
今日は自宅で仕事です。
夕方から中小企業診断士受験生の方の個別支援です。
(実は地道に少しだけやっています)
社長の方なので、セルフマネジメントがしっかりされていて、
支援する側としても安心して進めています。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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