6月14日に行われた、五島長崎 国際トライアスロン(スイム:3.8km、バイク:180.2km、ラン42.2km)、通称:バラモンキング、ギリギリ完走してきました。
素人トライアスリートが完走までに行ったこと・感じたことを、複数回に渡って、お伝えします。
長いレースがようやく終わりました。
自分の精神力・体力の限界を超える戦いでした。
そんなレースを通じて感じたことをまとめます。
苦しいときほど基礎が効く
体力が削られ、苦しくなってくると、人間は一時のラクを求めてフォームが乱れます。
でも、長期的に見ると、その乱れは、余計に疲れるのを早めてしまいます。
正しいフォームをキープすることが、レース全体のパフォーマンスを最大化するのです。
今回のレースは、正にそれを実感することになりました。
バイクで180kmの半分も終わっていないのに苦しくなったとき、
意識したのは、バイク合宿で竹谷 賢二さんに教えていただいた、「荷重抜重ペダリング」。
それが何か?は、ここでは省略。この本を読んで下さい。
合宿で教わって以来、自宅のローラー台で、このペダリング練習を積み重ねていました。
平日2回、1回で20~30分ほど。
自分にとって最高の状態に戻すためには、このペダリングを意識するのがベストでした。
それからラン。
基本は腕をしっかり引く。そして、お尻の筋肉がしっかり入るように。
ランでは、もはやカラダのバネは残っていませんでしたが、
それでも基礎を意識しなおすことで、エネルギーの浪費・空費を防ぐことができました。
受験やビジネスでも同じことでしょう。
日々、積み重ねて身につけた基本知識が、本番試験では一番、役立ちます。
ビジネスでも迷ったときには、基本に戻ってみると、案外、突破口が開けたりします。
困ったとき・苦しいときには、やっぱり基礎。
敵は自分の中にいる
「もういいよ」、「十分、頑張ったよ」、「もう歩いてもいいんじゃない?」
レース中、ゴールを諦めたことは一瞬たりともありません。
でも、ギリギリでもゴールできれば良いから、もう歩こう。休憩しよう、ということは、
1万回くらい考えました。
「あと少し」、「あの登り坂までは走ろう」、「もうひとふん張り」
その一方で、頑張ることを決めたのも自分です。
敵も、味方も、自分の中に居ます。
特に私のように弱い人間は、すぐにラクな方へ流れようとします。
強烈に強いメッセージを吐き出す敵が、自分の中にいるのです。
限界を決めているのは、自分自身。
負けない戦い方
人間、調子の良いときがあれば、悪いときもあります。
勝つときがあれば、負けるときもあります。
勝つときは勢いに乗って勝てば、それで良いでしょう。
問題は、負けるときに大きく負けないこと。
次につながるような、小さな負け方をすること。
今回のレースは、振り返ってみると、いかに負けない戦いをするか?でした。
ギリギリに追い詰められたとき、心が折れて、大敗するのか?
そのようなときにこそ攻めて、負けを引き分けに持っていくのか?小さな勝ちを得るのか?
「完走できれば十分」という発想から、「一歩でも前へ」という発想の転換。
これは人生のあらゆるシーンに適用できる考え方だと思います。
「合格したら十分」という発想から、「資格を取ったら、これをやる!」へ。
「赤字の垂れ流し」から、「これのために投資をしている」へ。
軽々しく負けない。
負けるなら何かを得て、価値ある負けにする。
できるなら、大きな負けではなく、小さな負けに。
さらに、負けではなくて、引き分けや小さな勝ちへ。
そういう世界の捉え方を常にしたいと思います。
本当はもっと書きたいことがあるのですが、この辺でバラモンキング編を
終えておきます(^_^;
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【編集後記】
昨晩は、出版プロデューサーの吉田さんと会食。
独立されてからの吉田さんの軌跡や、今後のビジネスの話など。
とにかく濃密な時間を過ごしました。
吉田さん、ありがとうございました!!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!