昨日、「会社設立freee」のニュースをあちらこちらで見かけました。
それだけ多くの方が衝撃を受けたのでしょう。
http://jp.techcrunch.com/2015/06/23/jp20150623freee/
「会社設立feee」とは?
上記の記事によると、「会社設立freee」は素人にも分かりやすいインターフェースで、
質問事項に応えていくと、会社設立に必要な書類ができあがるサービスです。
私はこれを、freeeらしい素晴らしいサービスだと感じました。
会社設立に限らず、役所の書類は、同じ事項を何度も別の書類に記載させたりと無駄が多いと感じていました。
(氏名とか住所とか、何回書かせるんだ、、と)
多くの方にとって、会社設立は手段であって目的ではありません。
会社設立には、できる限り時間もお金もかけずに、本業の立ち上げの方に時間やお金を投下したいでしょう。
そういうニーズを見事に捉えたサービスだからです。
実際、Facebookのタイムラインなどを見ても、「私が起業したときに、このサービスがあれば!」という悲鳴のようなコメントを、何件か見ました。
無駄をなくさない役所・ルールに則るだけの士業は、凋落していく
このニュースを見たときに感じたことは、もう1つあります。
「何で役所がこういうサービスを作らないんだろう」ということです。
役所が内部処理的に、色々な書類が必要なのは、まぁ、まだ理解できます。
だからと言って、市民に同じことを何度も書かせる無駄を押し付けるのは、理解できません。
時間も無駄になるし、記入箇所が増えるほどミスも増えます。
ミスがあれば書類の提出し直しになり、書類業務に何日も浪費させられるのです。
間違いをなくすための仕事が生まれ、どんどんコストが上がっていきます。
これで日本の生産性が上がるわけがありません。
にも関わらず、面倒な書類業務を残す役所。
それに群がって、既存の無駄だらけのルールに則ることが仕事になっている士業。
私は長期的に見て、これらは凋落していくものと思っています。
もっと便利でコストのかからない役所(=地域)があれば、企業はそちらに移っていきます。
そこに、ルールに則るだけの士業は必要ありません。
士業は、自分なりの価値を生もう
これまで起業を例に書いてきましたが、他のことも同様です。
世の中に一般的に言われるようになってきましたが、ルールに則るだけの仕事は、
人工知能やロボット、つまりIT・システムに変わっていきます。
士業が行う専門性の高い仕事は、より本質的で価値を生むことにフォーカスしていかざるを得ません。
好む・好まないに関わらず、これは既に起こった未来として捉えるべき事実だと感じています。
士業に限った話ではありませんが、これからは自分なりの価値、
自分のメニューと言った方が良いかもしれませんが、
それを持っている人だけが、生き残るのでは、と感じています。
強く自戒の念を込めた記事でした。
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【編集後記】
昨日はバラモンキング以来の運動。
20~30分、プールに浸かっていただけですが。
それでも血液循環が良くなったようで、少しダルさが抜けました。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!