ランニング・トライアスロン

足し算だけじゃなく、引き算した方が良いこと

この週末、トライアスロンのトレーニングで、南房総に来ています。
指導を受けるなかで、「なるほどなぁ」と思ったことを。

 

足し算、掛け算ばかりの世の中

今の世の中、情報が溢れかえっています。
何を身につけるにしても、ネットを中心に、簡単に情報にたどり着くことができます。

この2日間、私が書いてきた記事

のどちらも、変化するために新たなスキルを身につけることを述べています。

また、世の中は「強みを掛け合わせて」、オンリーワンな存在になろう、
ニッチな市場を狙おう、ということも当たり前のように言われていることです。
このこと自体は否定しませんし、むしろ、常に意識しておきたいことです。

 

たまには引き算しても良いのでは?

ただ、今日のトライアスロン指導を受けていて、引き算することもあって良いのでは?
と感じました。

世の中に溢れかえる情報から一歩、身を引き、
今まで身につけてきたことの習熟度を上げ、精度を上げることに
集中した方が良いときもある、ということです。

例えば、私の場合、ランニングは走る練習以前の
ストレッチと体幹トレーニング(スイッチ)を積み重ねることで、
これらの習熟度、精度を上げてきました。

走る練習もしていますが、ランニングだけをやっていたときより、
トライアスロンを始めてからの方が、練習量は減っています。
それでもギリギリ、フルマラソンの記録を更新し続けているのは、
ストレッチと体幹トレーニングの精度が上がったからだと思っています。
(実際、以前より柔軟になりましたし、体幹トレーニング中も
カラダがふらつく回数が減ってきました)

これら2つの積み重ねをやめ、ランニング雑誌などに書いてある
新しい練習法を試してみたところで、良い記録が出る気がしません。
今日受けた指導も、基本的にスイッチと重なることでした。

 

引き算し、集中することで差別化をはかる

他のスキルも同じだと思うのです。
一定以上のレベルを目指すのであれば、
漆塗りを何度も塗り重ねるように、積み重ねを繰り返す必要があります。

そうやって生まれた、時間の積み重ねによる他者との差は、
そう簡単に縮まるものではありません。

ある分野では、新たに身につけたり、他の強みと重ね合わせる一方、
ある分野では、引き算による集中で、より精度を高めていく、
というのが、自分のスキルをデザインする上で、役立つのでは、と感じました。

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【編集後記】

こんなに1日中、運動したのは学生のとき以来かもしれません。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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