今日は、売れるものを作りたい人にオススメの書籍紹介です。
久しぶりに、食いつくように読んでしまいました。
実は、『もしドラ』については、発売当初、私は懐疑的な態度をとっており、読んでいませんでした。。
『もしドラ』、最初は懐疑的でした。
マンガみたいな体裁で、ストーリー仕立てにして、ドラッカーの何が分かるのだろうか?
ドラッカーへの敷居を下げることはできても、表面的な理解しかできないのでは?と。
(ただ、その後に『マンガで分かる・・・』みたいな本が出続けているところをみると、
そういう需要があったことを、著者の岩崎さんはいち早く見抜いていたのですね)
その後、ドラッカースクールで学んだ藤田さんのセミナーに参加し、
「この方は、深くドラッカーを理解されて書かれていますよ」
とお墨付きを得たことで、読んでみることにしたのでした。
内容が普通に楽しめただけでなく、ドラッカーの「マネジメント」について、
具体的な事例をもって理解を進めることができました。
同じように、この本をドラッカーを知るキッカケとした人も多いのではないでしょうか。
何しろ、『もしドラ』は200万部以上、売れているからです。
ピースがなければパズルは完成しない
私が本書を読んで感じたことは、クリエイティブとは、ゼロから何かを
発見することではない、ということです。
それよりも、過去から現在の膨大なインプットが、自分の中で
1つ1つのパーツ(ピース)になり、それらが化学反応を起こすことで、
価値あるものは生まれるのだ、と。
例えば、『もしドラ』の大きな流れは、1976年公開の映画『がんばれベアーズ』を
参考にしていることが書かれています。
弱小チームを、あるキッカケで入った外部の人が変えていき、
奮闘しながら勝ち進んでいく流れです。
このようなパーツ(ピース)を1つ1つ巧みに組み合わせることによって、
最終的には『もしドラ』が出来上がっていきます。
売れるパターンは既にある
そう考えると、売れるパターンというのは、既に世の中に溢れていることになります。
問題は、それを自分事として捉えることができるか?
- 他業界の話だから関係ない
- 自分のビジネスはB to Bだから、B to Cのマーケティングは参考にならない
というように考えていたら、いつまで経っても、金脈足りえるパターンを
発見することは出来ないのではないでしょうか。
また、本書にはさりげなく、世の中の変化を捉える本質についても書かれています。
それは、「定点観測」をすることです。
いつもと同じ場所、同じ時間に何かを観測することによって、
その変化を感じることができます。
いつもいつも動きまくっていると、その場に変化が起きていることに
気付くことはできないでしょう。
定点観測の重要さも改めて感じたのでした。
売れる何か(特にコンテンツ)を作ろうと考えている方には、
ぜひオススメしたい一冊となりました。
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【編集後記】
今日は会社の仕事の後、4月に行うライブセミナーのミーティング。
いつもアイデアが湧き出るメンバーなので、楽しみです。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!