中小企業診断士

中小企業診断士が自分の強みを発見するために

私は中小企業診断士を取得した後、悩みに悩んでいました。
戦略、マーケティング、財務・会計、情報システム・・・
企業経営に関する幅広い分野を網羅した診断士を取れば、
「何かが見えてくる」と期待していました。

しかし、取得後に分かった、たった1つのことは、
「自分と向き合わない限り、何も見えてこない」
という厳しい現実でした。

そこで今回は、資格は取得したものの、これからどうすれば良いか?
迷われている方に向けて、自分の強みを発見する方法を書いてみます。

 

一番好きだった受験科目は何か?

診断士にとって、分かりやすい質問がこれです。
「受験科目の中で、一番好きだったのは何ですか?」
私の場合は企業経営理論の戦略・マーケティングが最も好きでした。

診断士の受験勉強中に、エンジニアの部門からマーケティングの部門に
異動したほどです。
また、佐藤義典さんのBASiCSセミナーに参加したりもしました。

次いで受験では苦労した会計が好きになったので、
会計関係の本や記事を読むことが多いです。

さらに、「昔から好きなこと(趣味を含む)は何ですか?」
昔から好きなことにはチカラがあります。

私の場合、子どもの頃からの経緯を見ると、
算数→数学→物理→コンピュータ・IT→戦略・マーケティングなど
という感じです。
ロジックがつながる瞬間が嬉しいというのが共通点でしょうか。
また、人に何かを教える・伝えるのも、ずっと好きでした。

 

印象に残っている仕事は何か?

今までの仕事の中で、印象に残っているものは何でしょう?
そして、その仕事は、お客様のどんな問題を解決したでしょうか?

ここでのお客様は、必ずしも本当のお客様でなくても構いません。
経理の方にとって、お客様は社員かもしれませんし、社長かもしれません。
相手が社内であっても、自分が価値を提供する対象がお客様です。

印象に残っている理由を考えてみましょう。
実はそれが、あなたにとって、仕事で最も大事にしていることかもしれません。

私の場合、最も印象的だと思っている仕事の理由は
「チームワーク」でした。

お互いが相手に頼り切ることなく切磋琢磨し、
それでいてお互いを気遣うような。
同じ目標を持ってまい進した仕事でした。
これは、これから独立して働く上でも大事にしたい価値観です。

また、お客様のどんな問題を解決したのか?は、
あなたが直接、提供できる価値そのものを浮き彫りにします。

 

弱み・コンプレックスは何か?

逆に弱みやコンプレックスはありませんか?
そして、それをどのように克服しましたか?(克服しようとしているか?)

私など、弱みやコンプレックスの塊なので、書き始めるとキリがありません(泣)
ただ、それだけ色々あるということは、エネルギーに変えられる
「何か」があるということです。

私の場合、1つだけ例を挙げますと、不器用なので、
初めてやることは、たいてい人よりヘタクソです。
スポーツでも、勉強でもそうでした。

だからこそ、「継続」という武器を身につけることができたのです。
『ウサギとカメ』ではありませんが、地道に継続していれば、
先行者たちを追い抜くこともできるのです。

 

・・・と、こんな風に質問を自分に投げかけてみると、
意外な自分の強みを発見できると思います。

他にも、確信を突く質問がたくさんあると思います。
もし、良い質問を見つけたら、ぜひ教えて下さい。

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【編集後記】

週末のトライアスロン。
開催地(久米島)の天気予報がレース当日だけ晴れ。
前日と翌日は曇のち雨の予報です。
このまま天気、粘って欲しいです!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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