独立・起業に関してブログ・セミナーを行うようになってから、自分の独立プロセスを振り返ることが多くなっています。
また、友人・知人の中で独立・起業していく人たちの過程も注意深く見てきました。
その中で、「ひょっとすると非常識かもしれないけど、こっちの方が良いのかもしれない。」と思うことを書いていこうと思います。
今回はその1回目で、「独立・起業時にUSPは不要」と言い切ってみます。
こんなこと書くと、怒られるかもしれませんが、、
どんなに有用なメッセージも、届かなければ意味がない
USPとは、Unique Selling Propositionの略で、いわば「あなた独自の売り」のことです。
かつてのドミノ・ピザが、「30分で届かなかったら無料」と言ってた事例が有名ですね。
独立・起業するときには、このUSPを必死に考えることになります。
なぜなら潜在顧客は、「あなたは私に何をしてくれるの?その商品は何が良いの?」と思っているからです。
一瞬であなたの価値を伝えるメッセージがなければ、競合のなかで埋もれてしまう、と。
私自身、週末起業の頃から、「自分の強みは何か?」、「顧客にどのように覚えられたいか?」、「顧客に提供できるものは何か?」を必死に考え続けました。
その答えが、自分のUSPにつながるだろう、と思っていたからです。
(未だにUSPを作れてないんですけどね、、)
では、そんな大事なUSPをなぜ不要と言うのでしょうか?
私なりの答えは、「どんなメッセージを届けるかよりも、メッセージを届けることの方が大事」だからです。
「USPを考え続けて行動できなくなるくらいだったら、多少曖昧なメッセージでも届けまくることに注力した方が良いのでは?」とも言えます。
顧客の頭に残るには、1度のメッセージでは全く足りない
もう1つ理由があります。
よほど強烈・印象的なメッセージでない限り、潜在顧客のアタマには残らないからです。
あなたは、これまで出会った会社・人・商品のUSPで覚えているものがどれだけあるでしょうか?
メッセージは一度だけ届けても、記憶に残らないのです。
名刺に印象的なUSPが書いてあってもビジネスにつながらないのは、そういう理由だと思っています。
顧客のアタマに残るためには、1回のアクションでは全く足りないのです。
それよりも、1つ1つは強烈なメッセージではなくとも、何度も何度もメッセージを届け続けることの方が効果があります。
私がこうして毎日ブログを書いている理由の1つは、そのようなことからです。
毎日、私が何を考えて、どんな行動をしているのか?を伝え続けることによって、顧客のアタマに残り続けるようにしているのです。
既にこのブログをお読みの方はご存知の通り、1回1回の記事は、大して尖ってもいないですし、強烈でもないのです。
それでも一応、私が独立・起業してから今日まで食えているのは、多少なりとも顧客のアタマの中に私の領域を作ることに成功したからでしょう。
動きまくって認知されてからでも、USPの定義は遅くない
ちなみにUSPがずっと不要などと言っているわけではありません。
むしろ、独立・起業時にしっかりと自分の価値を伝えるUSPがあったら良いと思います。
ただ、独立・起業時にUSPがないことによって、行動が制限されるくらいなら、後回しにしても良い、ということです。
そこは勘違いしないでいただきたいです。
独立・起業時にはUSPがなくとも、動きまくっていれば認知されます。
私の場合ですと、毎日のブログと、人と会うことが一番の行動です。
ブログで情報発信して、人とお会いしていれば、何らかの形で覚えていただけます。
そうなれば、食う程度の仕事は作れるでしょう。
こうして最低限のビジネスの土台ができてから、改めてUSPの定義に手を付けても、遅すぎることはないと思います。
まずはビジネスを始めてしまえば、顧客とのやりとりを通じて、自分の価値に改めて気づくことがあります。
そうやって気づいたことを踏まえながら、USPを定義しても良いでしょう。
はい。全部USPがあいまいな言い訳なんですけどね(笑)
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【編集後記】
次回、独立のリアルセミナーを3月4日(金)に実施することになりました。
前回より少しコンテンツを追加するものの、この内容では最終回とします。
以前に2月24日(水)にすると書きましたが、3月4日に変更しました。
ご興味ある方はスケジュールを開けておいていただければ。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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