こんばんは、渋屋です。
中小企業診断士の2次口述試験が無事に終わったようです。
その前の2次筆記試験は、受験者数が4,885人、口述試験に至った人が1,190人、
合格率は24.4%と高い結果となりました。
口述試験を終えた方は、ほぼ間違いなく、2次試験合格となります。
そして15日間に渡る実務の経験を積めば、晴れて診断士として登録されます。
あと少しの道のり。しかし、本当の中小企業を相手にコンサルティングを行う実務は、
診断士登録前の、最もシビアで、それがゆえに経験を積める、厳しくも楽しい道のりです。
さて、今回は、診断士登録後に活躍するための「自分専用アドオン」を決めていますか?
というお話しです。
マジックライセンスだからこそ、何を専門にするか?が重要
以前に診断士はオールマイティなマジックライセンスだということを書きました。
(参考:中小企業診断士はマジックライセンス)
診断士は他の士業と異なり、これという専門領域がありません。
業務範囲が非常に自由です。
だからこそ、自分の専門性を明確にすることが必要になります。
診断士として登録されたときに、あなたの専門は何になりますか?
お客様から、どういう存在として覚えられたいですか?
もし、それが決まっていないのだとしたら、今からでも準備を始めましょう。
試験合格後は、その専門を探す旅でもある
と、偉そうなことを書いてしまいましたが、私が登録前の実務をやっていた頃、
そんな専門性など決まっていませんでした。
ずっとIT業界で働いているので、情報システム関係ではお役に立てると思っていましたし、
大企業で管理職として働いてきたことによる人財マネジメント経験、プロジェクトマネジメント経験も
役立つだろうとは考えていました。
ただ、それらがどのように実際の中小企業向けコンサルティングの中で
活用できるのか?は分かっていませんでしたし、それ以前に使えるスキルなのか?すら
分かっていませんでした。
あなたがもし、当時の私と同じような状況にいるとしましょう。
多くの試験合格者は、学生や社会人1~2年目などで無い限り、
既に何らかの強みを身につけていると思います。
しかし、自分の得意分野はあるけれども、中小企業への活かし方が分からない、
あるいは活かす機会が、そもそもあるのか?が分からない。
そんな状況の方は多いのではないか、と思っています。
これから始まる15日間の実務や、それ以降の診断士活動は、
自分のスキルセットを棚卸しして、何を伸ばすのか?あるいは何を捨てて良いのか?
を探し続ける旅でもあると思っています。
私自身、その旅を合格後2年3年と続けてきたことで、
ようやく何かが見え始めてきました。
目の前に現れた業務に流されるだけでなく、
自分がなりたい姿を思い浮かべながら、自分のアドオンを明確にしていきましょう。
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【編集後記】
昨日のスイミングで、息子が25メートル泳げるようになった!と。
早速、今日プールに行って(息子の希望で)、実際に泳ぐとところを見せてもらいました。
本当に子どもの成長は早いです。
とは言え、まだまだ負けていられませんね。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!