IT・システム関連

市場はまだ残っている

こんにちは、渋屋です。

 

最近、気になることが2つありました。

どちらも共通しているのは、「IT(システム)を使えない人たち」です。

 

ITを受け入れない国会

最初に気になったのは、このニュースです。

 

参院外交防衛委員会で、内閣法制局長官が部下から受け取った携帯電話の画面を見ながら答弁したら、それが問題視されて、質疑が一時中断した。というニュース。

携帯を議場にもちこんではならない、という国会のルールがあるそうです。

 

「なんでやねん」

 

関西人ではない私でも、そうツッコミたくなるニュースではないでしょうか。

携帯電話を使って、人に迷惑をかけたなら問題でしょうが、そうでもないのに質疑を中断させるほどの問題なのか?と思ってしまいました。

 

確かにルールを守ることは大切でしょうが、古くなったルールを改め、現状に合わせていくことが彼らに求められる機能の1つなのではないでしょうか。

そのような方々が、議場に携帯を持ち込まないことを「正」としていることに、違和感を感じたのでした。

 

普段のメモをEvernoteで取っていたら、スマホで見ることは自然なことです。

自分用のメモをパソコンで取ることだって、大多数ではないにせよ、一定数存在するでしょう。

 

紙を捨てられない役所

2つ目は役所です。

4月は異動の季節。、親しい知人が役所で働き始めたところ、机の上にドッサリと引継ぎ資料が置かれていたようです。

 

システムに関する情報すら紙。メールアドレスとか、データでもらえた方がそのまま使えますよね。

でも、上長が確認し捺印をするために、大量印刷・製本作業を経る必要があるとのことでした。

 

「なんでやねん」

 

またしても言いたくなります。

承認行為をシステム化するだけで、無駄な印刷コスト・製本作業に掛かる工数を削減することができます。

何よりもデータであれば、長期間の保存が可能となります。

 

まだまだ残る要IT化市場

このようなニュースや出来事を知るたびに、IT化を必要とする市場・産業は、まだまだ残っているな、と痛感します。

ただ、当然のことながら、IT化は簡単ではありません。

 

IT化・システム利用に対する抵抗感のある市場・産業だからです。

大切なのは、IT化・システム化を目的としないこと。それはあくまでも手段。

経営の視点、利用者の視点から、IT化することによって、どのようなメリットが得られるのか?を追求すること。

 

そして、その追求を管理者・利用者に理解してもらうこと。

この点が、最も難しいのだと思います。

(私自身、両親にパソコンやスマホを使うように勧めて、何度も挫折しています。。)

だからこそ、時間をかけてゆっくりと心底から理解をしてもらえた人だけが、その市場という果実を手にすることが出来るのでしょう。

 

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【編集後記】

今日は第6回となるITトレンドセミナーです。

「仮想化」の切り口で、現在のシステムを横断的に考えてみます。

 

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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