こんにちは。渋屋です。
昨日、ITトレンドセミナーの第6回を開催しました。
テーマは「仮想化」でした。
まずはいつも通り、最近の気になったニュースから。
今回は、参加者の方からも、気になったことを挙げて頂きました。それぞれ、異なる業務を行っていますので、当然のことながら気になるニュースも変わってきます。
私もあまり気にして分野が挙げられたりと、新たな気付きを頂きました。インタラクティブに行うの良いですね。
プラットフォームの流れ
本題は、プラットフォームの流れから始まります。
メインフレームが登場した1960年代、第1世代のプラットフォーム。
ダウンサイジングがおき、システムが分散した1980年代以降、第2世代のプラットフォーム。
そして、クラウドに向かう第3のプラットフォーム。
1960年代に登場したメインフレーム時代から、仮想化という技術は様々なところで活用されてきました。
ただ、今回のテーマである「仮想化」は、この第2世代と第3世代の間に登場した「サーバ仮想化」以降を主に取り上げました。
仮想化はあらゆるところに使われる技術ですので、総括しにくいのですが、一言で言えば、
機能を物理面(ハードウェア)から切り離す技術
と捉えることができます。
サーバのハードウェアが1台しかないのに、3台あるように見せかけたりできるのも、
ストレージが100GBしかないのに、300GBあるように見せかけたりできるのも、
個々の技術は異なりますが、まとめてしまえば、仮想化と言えるでしょう。
サーバ、ストレージ、ネットワーク
仮想化の定義をした後、サーバ・ストレージ・ネットワークの分野で利用されている仮想化技術を個別にご紹介しました。
単なる技術の紹介だけでなく、その技術がもたらすメリット・デメリットを必ずお話しするようにしています。
サーバ仮想化では、鋭いご質問を頂き、そのままデータセンターの災害対策の話で盛り上がりました。
ストレージは、様々な仮想化技術が盛り込まれている分野です。
そのため、あまり多くのことをご紹介しきれませんでしたが、最低限抑えておくべき、主要な2つの技術(シンプロビジョニングと重複排除)については、しっかり押さえました。
ネットワークは、色々と注目されている分野ですが、データセンターネットワークの市場において、メジャーに使われるようになった技術は、まだありません。(個別の事情や、システムの一部でピンポイントに使われている程度です)
そこでネットワーク分野については、大きくどのような流れがあるのか?各ベンダーがどのような動きをしているのか?をご紹介しました。
クラウドへの道
サーバ・ストレージ・ネットワーク以外にも仮想化の技術は使われています。
はやりのデスクトップ仮想化はその1つです。
今回、上記3つに絞りこんだのは、プラットフォームに仮想化技術が入ることで、どのようにクラウドに繋がっているのか?を理解頂くことが目的だったからです。
サーバ・ストレージ・ネットワークの各コンポーネントが仮想化により物理的な制限から切り離され、リソースプール化されてきました。
そして、それらのコンポーネントを統合管理する技術・製品が続々と出てきています。
いわゆるクラウドOSと呼ばれるものです。
最終的にはクラウドへつながる、主要な要素技術としての仮想化。
この視点で「仮想化」を全体的に捉え、クラウドのアーキテクチャをご紹介し、まとめとなりました。
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【編集後記】
今日は仕事後、とあるプライベートセミナーに参加。楽しみです!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!