中小企業診断士

忘れられない実務補習・従事

こんばんは、渋屋です。

 

中小企業診断士試験の昨年合格者で、実務補習を受けていらっしゃる方。

15日間コースの場合は、3社目が始まったところでしょうか。頑張って下さい!

 

今回は診断士受験生の方々に向けて、試験合格後に経験する実務補習(従事)について書きます。

 

■企業内診断士にとっての実務

一般企業に勤める診断士は、プロのコンサルタントと比べると、コンサルティングをする機会が非常に少ないです。

本人が自ら機会を作ろうとしない限り、診断士資格を取るまでの実務補習、3社で終わってしまうのではないでしょうか。

したがって、この実務の経験は非常に貴重です。

 

仮にプロのコンサルタントになっても、このような経験を積むことはないでしょう。

というのは、実務補習は5名程度でチームを作り、かつ指導員の先輩診断士がアドバイスをしてくれます。

プロコンの場合は、普段は一人で仕事をすることが多いです。

そのため、他の診断士と一緒にコンサルティングをしたり、先輩からOJTでアドバイスをもらうということは、稀なのではないでしょうか。

 

それに、一度に経営戦略からマーケティング、組織、財務など、多面的にコンサルティングするのも珍しいでしょう。

一般的には、何らかの課題があり、1つのジャンルに絞ってコンサルティングが行われるためです。

 

このように、実務補習には、一般のコンサルとは異なるものの、それ故に貴重な経験を積める要素がたくさんあります。

 

■脳に突き刺さった実務

私は実務補習(従事)の経験が、脳に突き刺さるように印象深く残っています。

それは、どんな試験問題よりも印象的です。

 

生身の人間が経営に悩んでいる姿が目の前にあります。

(業績に関わらず、何らかの悩みを、経営者は抱えています)

特に大企業に勤めている人にとっては、普段の感覚とは大きく異なる中小企業のリアルな姿が、きっとそこにはあるでしょう。

 

私にとっての実務補習(従事)とは、

 

・他業界に初めて踏み込んだ場

・社長の悩み、苦しみを、直接聴いた場

・中小企業のリアルな現場を垣間見た場

・診断士の卵が手を取り合って、最適な提案の作り上げた場

・その場に集まった仲間のスキルセットが多様で、診断士という資格の魅力を再確認した場

etc

 

パッと思いつくだけでも、本当に楽しい経験をさせて頂いた場です。

 

ここで得た経験は、その後の仕事に、何らかの効果をもたらしていることは間違いありません。

例えば、会計上の問題を発見したときに、「あ!あの会社のパターンだ」と感じたことがありました。

 

このような事例を多く知ることが、本当のコンサルタントになるためには、必要なことなのでしょう。

 

今年の1次試験まで、半年弱。

自分が実務をやり遂げる姿を思い浮かべながら、試験勉強頑張って下さい!

 

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【編集後記】

4月から小学生になる息子。ようやく学童保育が決まりました。

抽選に外れまくり、どこにも入れなくなりそうな危機に見舞われ、

この1ヶ月は、落ち着かない家庭状態だったのです。。

 

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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