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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2011.02.07 Vol.104
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◆本メールマガジンは、
ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
を目指して頂くために、
毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
1.はじめに
2.資格の位置付け
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◆はじめに◆
こんばんは。Ritz(リッツ)です。
2010年度(3月まで)の取得目標に、
VMware Certified Professional(VCP)を入れてます。
もう時間も無くなってきたので、本格的に勉強開始しました。
朝と夜、そして電車の中は、引き続き中小企業診断士の
勉強をしています。
ですので、VCPに割ける時間はごくわずか。
集中して頑張ります。
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◆資格の位置付け◆
●少し前になりますが、ITproで実施されている
人気資格ランキングの2011年版が発表されました。
http://bit.ly/etAVRI
私は毎年、この人気資格の移り変わりから、
世の中のITエンジニアや営業に求められるスキルを
見出そうとしてきました。
しかし、色々な方の話を聞いていると、
どうやら『資格』に対する考えが異なるようです。
今回は、資格というものを、どのように位置付けておけば
良いのか、をご紹介します。
●資格取得報奨金しか見えていない人
たまに資格取得の目的を、取得報奨金にしか求めてない人が
いらっしゃいます。
勉強をするための目先のモチベーションに報奨金を
使うことはあっても良いと思いますが、
それを主目的にすることは、賛成できません。
資格取得、そしてそれ以前に勉強は、
中長期的な自分の目標に沿って行うものです。
にも関わらず、「この資格は報奨金が高いから」と言って、
あまり興味もない資格(スキル)を習得しても、
何の役にも立ちません。
むしろ、どんな資格でも取得するためには、
最低でも数時間の勉強は必要でしょう。
その数時間以上の時間を、興味もない資格の勉強に費やすのは、
本当にもったいないことです。
●周りが持ってるから受ける人
同じく、周りが持っているから受験する、という人が居ます。
そのような場合も、周りの方の行動に流されているだけですので、
止めたほうが良いでしょう。
●端的に書きますと、上の2つのパターンは、
資格取得の目的を外部から与えられているから駄目なのです。
お金や他人に流されてやる勉強は、身につかないものです。
では、どういう位置付けにするかと言いますと、
○素直に、自分の興味があることを勉強する
○自分の知識が不足していることを補完する
○自分の知識がバラバラなときに、整理する
などだと思います。
私は今、中小企業診断士という、ITエンジニアから見ると、
畑違いの勉強をしているのですが、それは、
○会社を俯瞰的に見る知識とは、一体、どんなものだろう?(興味)
○経営者と話が出来るようになりたい(興味)
○経営論、財務・会計など、自分に無い知識を得る(補完)
○情報システム論など、ネットワークエンジニアである自分では
偏った知識を整理する(整理)
などのためです。特に興味が最も強いです。
どのような資格でも、このように自分の中から湧き出る理由で、
勉強するものだと思います。
●もう一点、IT資格についての位置付けで気をつけて
おきたいことがあります。それは、
『資格は武器にはなり得ない』
ということです。
IT資格は、医者や弁護士・公認会計士のように、
資格を持っていなければ、仕事が出来ないものではありません。
あくまでも、『その資格を得る最低限のスキルがある』ことを
示すに過ぎません。
つまり、仮にCCIEを持っていたとしても、
それは武器にはならない、ということです。
良く、「資格を武器にして、、、」というような話を
耳にすることがありますが、それは間違いだと思います。
大切なのは、CCIEを取得する過程で得たスキルを、
案件(プロジェクト)で発揮し続け、それを一層、
自分のものにしていく、ということです。
それが出来ないと、仮にCCIEでも、価値を全く発揮出来なく
なってしまいます。
(昔、一緒に仕事をしていたCCIEエンジニアのスキルが低くて、
困ったことがありました。。。)
すなわち、資格というのは、上にも書きました通り、
○知識を吸収するため
○知識を整理するため
に利用するツールであって、武器ではないのです。
ツールであるということは、目的ではあって、手段ではない、
ということになります。
真の目的は何か?の方が、とても大切です。
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<今号のポイント>
○資格は武器ではなくツールである
○最も大切なのは、資格を取得する目的は何か?である
○そのように、資格取得は、自発的な理由が必要で、
外から与えられるものではない
今回(Vol.104)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
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◆つぶやき
障害対応が終わらない。。。
ご購読、ありがとうございました。