トレーニングが上手く進んでいるか？あるいは上手くできていないのか？
感覚として、良いとき・悪いときは感じますが、何とかデータからも読み取れないだろうか？
バイクでは「心拍当たりのパワー（pw/hr）を見るのが良いのでは？と考えています。
＜スポンサードリンク＞
トレーニング進捗を可視化できないか？
「今行っているトレーニングは、目標に向かって進んでいるのだろうか？」
エンデュランススポーツを行っている人であれば、誰しもが考えることではないでしょうか。
トレーニングを始めたばかりの頃であれば
- 前より長く走れるか？
- 前より速く走れるか？
- 前よりラクに走れるか？
というように、比較的シンプルに判断できるでしょう。
（ランだけでなく、バイクでもスイムでも）
でも、何年もトレーニングをしてきた人だと、今やそう簡単に結果につながりません。
（私もなかなか・・汗）
その一方で、何らかの指標が良い方向に向かっていなければ、「本当にこのトレーニングで良いのだろうか？」という疑問が常に付きまといます。
自信をもってトレーニングを続けるためには、何らかの指標が必要ではないでしょうか。
このブログで何度かご紹介している「CTL」は、現在の自分の基本ペース・パワーを基準に算出しているため、パフォーマンスが上がっているかどうか？の指標にはなりにくいです。
この記事では、フルマラソンで最低でもサブ4の実力がある前提で、レース前日の CTL が 82だったため「完走はできるだろう」と考えていました。
同じ CTL だったとしても、基本ペースがフルマラソン 5時間の人だったら、完走は危ういかもしれません。
繰り返しになりますが、CTL は現在のパフォーマンス（基本ペース・パワーなど）を向上させるためのトレーニングができているかどうか？の指標としては、使いにくいのです。
トレーニングの質よりは、量の指標であると考えています。
心拍数当たりのパワーを見てみる
私は仕事柄、色んなデータを見るのが好きなのですが、バイクに関して言えば「心拍数当たりのパワー」を見るのが良いような気がしてきました。
例えば、体重 60kgの人が 180w（3倍）のパワーを出すとしても、より低い心拍数（例：150bpm→130bpm）で出せた方が良いでしょう。
- ペダリング効率が良くなった
- 身体の使い方が上手くなった
- スタミナが着いた
などの証明になるからです。
そして、この傾向が続くようにトレーニングを続けていくと、1ヶ月後・2ヶ月後などに FTP（1時間維持できるパワー）が向上していきます。
ただ、心拍数はその日の体調によって大きく変わりますので、毎日細かく見るというよりは1～2週間単位くらいで見ていけば良いと考えています。
intervals.icu で心拍当たりのパワーを見る
この「心拍当たりのパワー」を見るのに、intervals.icu が便利です。
本件に限らず、トレーニングのデータ分析するなら、今のところコレが最強。
（そのときの Activity を選択してから、Interval Data へ）
（標準では パワー/心拍 は非表示なので、「FIELDS」から追加）
各インターバルにおけるパワー/心拍が表示されました。
この日のトレーニングは、1時間36分で、170w（3倍）6分を7回、3分を2回行っています。
（今気づきましたけど、1回は 6分じゃなくて 5分で終えてますね・・）
このトレーニング内でも疲労に伴って、パワー/心拍が 1.18 → 1.13と下がっています。
最後の 3分だけ 1.2 まで上がっていますが、気合でしょうか・・
そして、この数値をザックリとグラフで見ています。
（Compareのところでカスタムグラフを作成しています。X軸を日付、Y軸をPower/HRに）
2ヶ月単位くらいで見たときに、青（過去）よりも赤（最近）の方が上回っていれば、トレーニングの方向性は間違っていないと判断できます。
ランでも「心拍当たりのペース」などがあれば良いのですが、データ項目がないんですよね。
ランナー的には、指標としてあまり参考にならないのでしょうか？
お読み頂きありがとうございました。
データ、好きねぇ～とポチっと応援お願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SNSはこちらです。
Instagram：@shibuya_triathlon
Facebookページ：こちら
Twitter：@giraffe_duck
