佐渡国際トライアスロン体験記。
いよいよラン後半、大詰めです。
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3周目は夕日に癒され・・
3周目に入って、日が沈み始めてきました。
夕日になり、影が長く伸びてきました。
直射日光の暑さは減りましたが、身体はまだまだ暑い。
相変わらず、全てのエイドで水をザバザバと被っていきます。
3周目の往路は、夕日に向かっていくコース。
実にキレイでした。
（レース翌日に沢崎付近で撮影）
（こちらもレース翌日に撮影）
こんな素晴らしいレースの場があること、参加させてもらえていることに感謝しました。
いよいよ体力・脚に終わりが・・
そして復路。
少しずつ、でも確実に体力・脚の終わりが近づいていることが分かります。
「こりゃ、最後までは持たないな・・」
残り15km。
今までのフルマラソンなどの経験から、自分が失速し始めるタイミングは、概ね予想できるようになりました。
多分、4周目は脚が終わる。
少しずつ、今までのペースが維持できなくなってきました。
22～31kmのラップ。
- 7:02
- 6:08
- 5:58
- 6:23
- 6:08
- 7:15
- 6:03
- 6:21
- 6:07
- 6:54
予定通り、復路の沢根エイド（26.3km）で2回目のライスピュレを投入。
なお、沢根エイドの学生たちは非常に元気で、最後まで大声で応援してくれました。
我慢ガマンの4周目
そして、いよいよラスト1周。
ただ、この1周が、超・超・超ツラかった・・
とにかく、今すぐ横になりたい。カラダを動かしたくない。。
日は完全に落ちて、周囲は真っ暗になりました。
もう日を遮る必要はないので、熱を逃がすために帽子は外しました。
（死にそうな顔してますが・・笑）
4周目に入って、カクっとペースが落ちました。
今までと同じペースで走っているつもりでも、キロ20秒は遅い。
ただ、もうペースを上げる余力もない。
データを見る限り、ピッチは何とか維持できていますが、ストライドが落ちています。
脚の付け根が痛くなり、股関節の動きが悪くなっているのを自覚していましたが、それによって歩幅が狭くなっているようでした。
これは多分、走り込み不足ですね。。
30km以上走ったのは、何と6月4日が最後。
20km以上走ったのは、6月11日と8月14日だけです。
月間走行距離を見ると
- 6月：166km
- 7月：63km
- 8月：118km
と、本当にロングに出るつもりあるのか？状態。
最も走りこむ予定だった 7月に風邪をひいてしまいました。
それにより榛名湖トライアスロンも DNS。
やはり、トレーニングの積み重ねはウソをつかないよなぁ～
栄光のゴールへ
どんなに遅くなっても、前に進んでいればゴールは近づいてくる。
我慢、とにかくガマン。
歩きたい。横になりたいけど、それはゴール後までお預け。
32～42kmのラップ。
- 7:33
- 6:50
- 6:25
- 6:59
- 6:25
- 6:48
- 6:16
- 6:31
- 6:26
- 6:45
- 6:25
エイド前後で歩く時間が微妙に伸びていく。
でも、最後のごみ箱を過ぎたら、絶対に走る。
3周目から、ガーミンの表示をランモードではなく、時計にしていました。
ゴール時刻を意識するためです。
19:30（13時間30分）は厳しいが、20:00（14時間）は絶対に切れる、切る！
過去4回出場した五島で、14時間を切ったことはない。
過去の自分超えという意味で、1つの基準。
もうペースを上げることはできず、一歩一歩、重たい脚を前に出すだけ。
各エイドで、1日お世話になったお礼を言う。
「最後まで頑張って！」応援を頂く。
暗くて足元が見えないところは注意して走る。
今、躓いてこけたら、起き上がれなくなるかもしれない。
最後の街中に入る。
右手にフィニッシュゲートに入っていく人たちが見える。
（あと少し、もう 3kmもない。粘れ！）
狭い道で、前を走っていたランナーが急に止まってぶつかりそうになる。
脚が攣ったのか？疲れの限界か？
もう皆、限界が近いはずなので、真後ろを走るのは止めよう。
ジェンガを積み上げるように、慎重に慎重にマネジメントしてきたレース。
今、本当に些細なキッカケで、一撃でぶち壊される可能性がある。
気を抜くな！
街中を抜けて、フィニッシュが近づく。
私のゼッケンナンバー・名前、申込時に書いたコメントが読み上げられる。
ライトで照らされた、5年間待ち望んだゴール。
ようやく、たどり着いた。
総合タイム：13時間39分24秒
佐渡振り返りシリーズ、もうちょっとだけ続きます。
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