バイク

パワーメーターは結果でしかない

パワーメーターが高度化するほど、その数値に振り回される・惑わされる人が増えているような気がします。
先日、パワーメーターの読み方・考え方について教わったので、共有します。

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見ることしか意味のない数字達

結論から言えば、パワーメーターの数字は「結果として現れる」ものです。
例えば、このパワーフェーズとプラットフォームオフセット。

私が先日、1時間ちょっと zwiftをやったときのデータです。
これによると

  • 左右バランスが悪い(右の方を強く踏んでいる)
  • 左足が少し踏み遅れている?
  • 右はほぼ中央で踏んでいるものの、左は内側で踏んでいる

という傾向が見えます。

zwift時(トライアスロンバイク)に、私が使っているパワーメーターは、ガーミンの Vector 3です。

パワーメーター「ガーミン Vector3」を導入以前からバイクトレーニングの基準を把握すべく、パワーメーターが欲しいと思っていました。先日、バイク屋さんでウィンドウショッピングしていた...

ロードバイクは購入時からついてきた GIANT PowerProを使っていますが、同じようにどこで強めに踏んでいるかなどが分かります。

この例だと、右脚は12時から4時までしっかり。
左脚は12時から2時は弱く、3時から4時でしっかり踏めています。

小手先(小足先)で変化させても無意味

・・・ということは分かるのですが、では左脚の12時から2時を強く踏もうとすると、どうなるか?
足先に無駄な力が入ってしまうのです。

小手先(というか小足先)で乗り方を変えることほど、無意味なことはありません。
膝より下が力むのは、「エラー動作」だからです。

カラダの使い方の癖(エラー動作)を知る身体つきは、人それぞれ違います。 筋肉が多い・少ない、骨太など、見るからに分かります。 それと同様にカラダの「使い方」も、人それ...

つまり「0時~3時(あるいは1時~4時)でしっかり踏む」というのは、正しい動きができた「結果」でしかなく、目指すものではないのです。

なので私は、あまりパワーメーターの細かな数字は見ていません。
パワーそのものを見るくらいです。

  • パワートレーニングをするときの基準値にする
    (どのゾーンでトレーニングするか?など)
  • 自分のペースコントロールをする
    (このレースは、170Wで行こう!など)

サーキットトレーニングで正しい動きを身につける。
筋トレをして、使いたい筋肉を使えるようにする。
さらに筋肉の出力を上げる。

その結果として、パワーメーターの数字がどう変化していくのか?をたまに見るようにしています。

正しい動作・エラー動作を気づけるように

ただ、正しい動きができたときは、パワーメーターの数字を見なくても、感覚で分かるようになってきました。
レース中は、パワーそのもの以外の数字は見えませんので、自分の感覚で分かる方が重要です。

「あ、ハンドル荷重になり過ぎた」
「今、肩甲骨が挙上したな」

など、エラー動作が起きたときに、自分で気づける方がレースで役立ちます。
その上、正しい動作に戻すための自分なりの「儀式」を持っておくと、なお良さそうです。

私の場合、首を左右に振って、首を動かしやすい位置に戻すことで、肩甲骨の挙上は直せるようになりました。
(限界まで疲れてくると、直せなくなる気がしますが)

というわけで、パワーメーターの数字に振り回されないようにしたいですね。

お読み頂きありがとうございました。
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