ランニング・トライアスロン

凋落への予兆を見逃していませんか?

何度か書いていますが、故障が原因で、今シーズンのレースは参加できないことになりました。今思うと、ちょっとしたカラダの変化を軽く見ていたことが原因です。トレーニングに限らず、大切なことを学んでいます。

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凋落の予兆に気づいていなかった

アキレス腱を痛めたのは昨年11月。その前から軽く痛みがあったのですが、30kmのレースに出てしまい、そこでトドメを指してしまいました。

ただ、もっと大きな視点で見れば、実は凋落の予兆はあったのです。その証拠と言わんばかりに、故障して以来、次々とカラダに異変が現れています。

  • 右手首の痛み(キーボード打ちすぎ?腱鞘炎?)
  • 右腓腹筋の微妙な痺れ(高校生の頃にやった椎間板ヘルニアが、軽く復活?)
  • 左肩に軽い痛み(10年ほど前にやった五十肩と同じ痛み)
  • 右足首周りの違和感(おそらく一昨年末にやった剥離骨折の影響)

他にもあったような気がしますが、もうアチコチ不調すぎて萎えます。アキレス腱を痛めてしまったのも、この一環なのだと思います。

で、その予兆とは「柔軟性の低下」です。マラソンを始めた2013年から2015年くらいまでは、狂ったようにストレッチをやっていました。おかげでコーチから「ようやく人並みになった」と言われるくらいの柔軟性は身につけたのです。

しかし、2015年頃からストレッチの頻度が減っていたのでした。トライアスロンを始めて、アイアンマン・ディスタンス(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)のレースを完走するために、とにかくカラダを動かすトレーニングを優先し続けたからです。

持久力に不安がある私にとって長いレースは恐怖でした。何とか4回とも完走したものの、そこに立ち向かうことばかりに意識が向かってしまい、根本的にカラダを強くする・メンテナンスすることまで意識が向かっていなかったのです。

長時間運動しているのにメンテナンスが疎かになった。そしてカラダに負債が溜まっていき、臨界点を超えたところで破綻した。そう理解しています。

些細なほころびや違和感を大切に

こういうことは、他の色んなシーンにも言えることだと思います。

上司の気遣いのない言葉が、部下を少しずつ追い詰めていき、気づけば退職してしまう。夫婦の会話が減っていき、修復不可能なほど関係が壊れてしまう。みんなで取り組んでいたはずのプロジェクトが、少しずつ疎遠になり、誰も口にすらしなくなってしまう。

最初は本当に小さなほころびや違和感だったはずです。でもそれを「大したことはない」と放置してしまう。凋落への道は、そういう小さなところから始まっているのではないでしょうか。

私の例で言えば、「カラダに痛みとか出てないから、今はストレッチしなくても大丈夫でしょう。」という過信が、丸1年間レースに出られない状況を招いてしまいました。本当は長時間負荷をかけているからこそ、メンテナンスをしっかりとやるべきだったのです。

復活するときは違うやり方で

今シーズンのレースは諦めましたが、復活するときはむしろパワーアップしてやろう、と思っています。

ただ短期的な結果は求めません。

キーワードは「持続性」です。趣味として楽しみ続けたいですし、トレーニングできなくなるとあっという間にカラダが老けることが分かりました。年齢を考えると、じっくりと続けられることが健康上も最も良いのです。

今まではトレーニングを時間や距離だけで見ていたところがありました。しかしそれは、数あるパラメーターの1つに過ぎません。復活するときには、持続性を保てること。レースを楽しめることを優先して、今までと異なるアプローチをしたいと考えています。

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【編集後記】
と言いつつ、今週末は家族3人でトレイルランニングのレースです。
怪我して以来、6km以上は走っていないのに、トレイルを12km。
再発しないように気をつけなければ・・

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