このところ、ITエンジニア(SEやプログラマー)の方からの独立・起業相談が増えてきました。
独立・起業をするために何をすれば良いのか?考えてみました。
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サービスメニューを決める
商品・サービスがなければ、ビジネスができません。
自分や自社が何者であるのか?何を提供できるのか?を説明するためには、プロフィールとサービスメニューが必要です。
エンジニアなど、スキルのある人が自分の商品・サービスを考えるとき、以下の4つの切り口があります。
- 代行
- 教育
- モノ
- 場
エンジニアとしてビジネスをやるとき、一番イメージしやすいのは「代行」です。
お客様の代わりに(=代行)、システムに関する作業を行います。
システム開発もあれば、パソコンを選ぶ・インターネットにつなぐくらいの軽いものまであります。
「教育」は、お客様が自分でできるように知識を与えることです。
セミナー(1対複数人)、コンサルティング(1対1)など、様々な形態があります。
「モノ」は自分のスキルをモノに変えて提供するものです。
例えば上記の「教育」コンテンツを、動画として提供するなどです。
物理的なモノだけでなく、デジタルなモノも含まれます。
最後の「場」は、例えばプログラミングを実践する場所を提供し、そこで情報交換したり、学び合ったりするようなものです。
サービスメニューは奥が深いのですが、このくらいにしておきましょう。
とにかく、まずは商品・サービスをつくらない限り、独立・起業は難しくなります。
何のサービスメニューもないと、ただの便利屋として使われてしまうことがあるからです。
メニューを決める上で大切なのは、提供条件、特に価格を明確にすることです。
価格も決まっていないのに、仕事を始めてしまわないようにしましょう。
「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、契約も済んでいないのに動き始めてしまうことが多いのです。
プラットフォームを活用しつつ、自分のプラットフォームをつくる
独立・起業で最も不安になるのが、どうやって仕事を獲得するか?です。
比較的短時間で仕事を獲得するようにするには、
- まずは既にあるプラットフォーム上で、仕事を獲得し、実績をつくる
- この実績を元に、自分のプラットフォームをつくる
という流れが良いと感じています。
例えば、ITエンジニア・プログラマーであれば、ランサーズというプラットフォーム上で、かなりの案件が動いています。
あるいは、今働いている職場の関係で、仕事を獲得できるということもあるでしょう。
このようなプラットフォーム上では、なかなか条件の良い案件を獲得するのは、難しいです。
条件が良ければ、手を挙げる人が多くなりますし、現状の職場関係の仕事だと指定された条件から交渉するのが難しいからです。
ここで大切なのは、実績と経験を積むこと。
しっかりと実績を積んで、お客様に安心していただけるような実績を掲げましょう。
システム開発・ホームページ作成などの仕事は、お客様は「失敗したくない」と考えています。
少しでも安心してもらうには、実績を見てもらうのが一番です。
実績が増えてきたら、少しずつ、自分自身で直接、仕事を獲得できるようにしていきます。
ここで大切なのは、自ら情報発信をすることです。
ホームページやブログを中心にして、SNSなども活用すると良いでしょう。
自分自身をプラットフォーム化できれば、仕事を獲得しやすくなります。
お客様と対等な関係を構築して、お互いに納得した条件で取引できるようにします。
独立・起業するなら、自ら情報発信することが必須になる、と考えておきましょう。
さらに大切なのは、新規顧客を獲得し続けることではなく、
既存顧客と長い関係を築くことです。
少しずつ、新規獲得よりも既存顧客のフォローを中心にシフトしていきましょう。
(もちろん、新規獲得がなくなることはありません)
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技術以外も必要
独立・起業するには、エンジニアリング以外のスキルも重要になります。
契約を結ぶためには、基本的な契約知識が必要です。
「著作権って何?」という状態は危険です。
会計を知らなければ、お金を管理できません。
黒字のはずなのに資金ショートして倒産、というケースもあります。
仕事を獲得するにはマーケティング・スキルが必要ですし、
人を雇おうと思ったら、人事・労務なども必要です。
純粋に技術だけを追い求めたい、と思う場合は、独立・起業には向いていません。
会社員を続けた方が、幸せでしょう。
独立・起業するなら、外部の人に助けてもらいながらも、
自分でやらなければならないのです。
エンジニアリング以外のスキルを上げましょう。
(と言いつつ、何度かやれば、覚えます)
以下、関連記事です。
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