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管理者向け:WiFiが遅い・繋がらないときの対処法

ある日突然、「WiFiが遅い・繋がらない」という問題が発生することがあります。
それまでは使えていたのに・・

管理者としては、できることなら問題は未然に防ぎたいもの。
問題が起きたときの対処方法、事前の防止方法を解説します。

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アクセスポイントに接続できる機器の上限数

WiFiはアクセスポイントと呼ばれるアンテナと通信をしています。
(WiFiルーター・無線LANルーターなど、他の呼ばれ方もしています。ここでは詳細は割愛します。)
例えば、このような機器です。

電波は、それを利用する人たち全員で共有しているものです。
ですから、一斉に多くの人が、このアクセスポイントと通信をすると、電波が混雑して、通信が遅くなったり・途切れたりしてしまいます。

例えるなら、1本の蛇口から水が出てきているのですが、それを全員で共有しています。
1人なら自由に水を飲めますが、共有する人数が増えるほど、飲める水(使える帯域)は減っていきます。

一概に何台まで、という制限はないのですが、せいぜい10台程度までと考えておくと良いでしょう。
WiFi接続したい機器がもっと多い場合には、アクセスポイントや中継機の数を増やして対応します。

またYoutubeで動画を見るなど、帯域を大幅に消費している人がいると、もっと使える人数は減ります。
使っているアクセスポイントに寄りますが、動画を主業務として使うなら、3〜4人程度を上限に考えても良いでしょう。

 

周りにWiFiが多すぎる

別の原因は、周囲にWiFiが多すぎるときです。
例えば、この記事を書いているカフェでWiFiを見てみると、恐ろしいほどの数、電波が飛んでいます。

元ネットワークエンジニアとしては、泣きたくなるほどの量です。
先程もお伝えしましたように、電波は皆がシェアをして使っているものですが、この電波をみんなで取り合っているからです。

例えば、802.11aという規格では、5GHz帯の電波が使われています。
この5GHz周辺の周波数をいくつかの範囲に分けて(チャネルと言います)利用するのが理想的です。
しかし、家庭用・小規模オフィス用のWiFiアクセスポイントは、その辺のややこしい設定を、敢えて見えないようにしています。

その結果、多くの電波が混線しまくっているのです。(同じチャネルを使っていて、干渉してしまう)
ひとりが右から左に向かって話しかけているのに、他の人が左から右に向かって大声を出すような、そんな状況です。

雑居ビルや、カフェのように多くの人が出入りする場所では、このような干渉が起こりやすいもの。
WiFiが遅い・繋がりにくいときは、近隣に新たな電波が現れている可能性があります。
(上図のように、パソコンやスマホで見れば分かります)

設定が可能なら、アクセスポイントの電波の出力範囲を、WiFi利用範囲内に留まるようギリギリに小さくすると良いでしょう。
他人のアクセスポイントと電波の干渉を減らすことで、通信が復活することがあります。

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アクセスポイントが古すぎる

WiFiが個人や小規模ビジネスに使われるようになってから、早10年以上が経過しています。
その間に利用する機器は、何度か買い替えされているでしょう。

スマホでも、パソコンでも、同じ機種を10年以上使う人は、そんなに多くないはずです。
しかし、WiFiアクセスポイントとなると、10年以上使われていることが多々あります。

一言で「WiFi」と言いますが、細かな規格は、年々変わっています。
暗号化するための方式も、技術の進化に応じて変わっています。

機器側が新しくなっているのに、アクセスポイントが古いまま。
対応している規格が合わなくなってしまい、繋がらなくなってしまうということがあり得ます。
アクセスポイントも3年に1回くらいは、新しいものに買い換えると良いでしょう。
(パソコンやスマホに比べると、安いですし)

 

電波レベルではつながるけれどもIPが足りない

もう1つ、少しややこしい問題が起こることもあります。
電波レベルでは(WiFi)としてはつながっているのですが、
通信をするためのIPアドレスが足りないということがあります。
(先日、某所で体験しました)

一見、ネットにつながったように見えるのが厄介です。
しかし実際にインターネットを使おうとすると、全く接続できない。

パソコンは、WiFiがつながった後で、IPアドレスというものを取得しています。
そのIPアドレスを使って、インターネットと通信しているのです。
DHCPサーバーと呼ばれるものが、スマホやパソコンにIPアドレスを貸し出しています。
しかし、このDHCPサーバーが保持しているIPアドレスの数が足りないと、通信できなくなるのです。

昨今、急激に機器の数が増えました。
今までは一部の人が、パソコンとスマホを使う程度でした。
しかし、今は違います。

1人がパソコン・スマホ以外の機器を持ち込むこともありますし、
タブレットレジやIoTデバイスなど、WiFiを利用する機器の種類が増えました。

だからこそ、IPアドレスや電波、あるいはセキュリティの視点を大切にもって、
WiFiというネットワークインフラを支えていかなければならないのです。

一度使えたネットワークだから大丈夫、と放置するのではなく、
周囲の環境変化に合わせて、しっかりとメンテナンスしていきましょう。

ちなみに我が家も、WiFiを使う範囲が広がって、アクセスポイントを1台増やしました。
おかげで快適に使えています。

以下、参考記事です。
同じくITの非専門家向けに書いた記事ですが、もう少しだけ技術的に書いています。

「ネットワークにつながらない」こんなときに確認する手順とは

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