「情報セキュリティ」という言葉は、あまり世の中に広く浸透していません。
それは、「自分には関係ないこと」だと考えている人が多いからではないでしょうか。
理由は、情報セキュリティとは、パソコンやインターネットの世界で考えるべきことだと捉えられているからです。
しかし、別にパソコンを使わなくとも、情報セキュリティは必要です。
その代表例が「電話」です。
いきなりですが、私がもし、どこかの会社の情報を盗み取ろうとするなら、真正面からインターネットやパソコンは狙いません。
それよりは、その会社の社員が駅・カフェで話す内容を横から盗み聴きます。
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公共の場で、堂々と仕事の電話をするリスク
駅やカフェなどで、仕事の電話をしている人が多いからです。
本人は時間がなくて焦っているのか、お客さんから掛かってきてしまったのか。
あるいは「できるビジネスパーソン」を気取っているだけなのかは分かりません。
ただ、情報セキュリティの面から見ると、公共の場における電話は危険でしかありません。
- 顧客の会社名・担当者名などを周りに聴かれるリスク
- どの会社とどんな取引をしているのか?を聴かれるリスク
- 仕切り率を知られてしまうリスク
- 電話をしている本人の会社名・氏名・電話番号を知られるリスク
(折り返しの電話をお願いするとき、皆さん名乗っていますよね)
こんな内容を知られてしまう可能性が高いにも関わらず、電話で機密情報を堂々と話している人がワンサカいます。
なお、電話ではありませんが、電車内で普通に会話しているのも、結構、周りには聴かれているものです。
実はオフィスですら危ない
では公共の場ではなく、オフィスで電話をすれば良いかというと、そういうわけでもありません。
多くの中小企業は、オフィスに外部から入り込むことができます。
協力会社や、郵便・宅配便などの配達人が、オフィスまで入り込んで来ることが日常的です。
大企業ではオフィスが、外部の人が入れるエリアと社員のみのエリアに明確に区切られています。
社内用の会議室と、来客用の会議室も別れています。
しかし、一般の中小企業には、そんなスペースはないでしょう。
機密情報があるオフィスに、外部の人を招き入れざるを得ないのです。
ですから、オフィスですら「公共の場所」くらいに捉えておいた方が良いのです。
少なくとも「オフィスは安全ではない」のです。
つまり、オフィスでも機密情報を含むような電話は止めたほうがいいのです。
補足ですが、同じ理由で、鍵もかけずに機密文書を机上や棚に置きっぱなしにしているのも、かなり危険です。
では、どうすれば良いのか?
電話嫌いな私の意見なので、ということもありますが、やはり電話は使わないのが良いでしょう。
機密情報を伝えたいのであれば、電話以外の手法の方が明らかに安全です。
メールやチャットソフトなどを使った方が、電話よりは安全です。
声が漏れない分、隣にいる人でも読めないからです。
また、メールを除く各種サービスは通信が暗号化されているので、なお安全です。
どうしてもリアルタイムに会話したいときでも、私は電話は使いません。
料金もかかりますし。
まずチャットで電話して良いかどうかを確認した上で、
そのチャットソフトと連携するツール(LINE、Facebookなど)、あるいはSkypeなどを使っています。
ただ、リアルタイムでの会話が必要になった時点で、それ以前の仕事の進め方に問題があったと考えています。
チャットやメールなどで端的に伝える情報が整理できないのは、準備を怠っていたからです。
ちゃんと仕事を進めてさえいれば、会議は別として、電話(リアルタイムの会話)は必要ないのです。
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【編集後記】
大田原マラソンの疲れが残っていたのか、夕方にガッツリと昼寝をしてしまいました。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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