14時間15分42秒。
今年こそ、最低でも14時間切りを狙っていただけに、
ゴール後は嬉しさよりも、悔しさがこみ上げてきた。
(悔しくても、食べるものは食べる。腹痛は治ってなかったが・・)
ゴール後の不完全燃焼感と、成長の証
もちろん達成感はある。
カラダはボロボロ。
現時点での、一定のパフォーマンスを出し切ったのは、間違いない。
言うまでもなく疲れ切っていたので、次のレースのことなど、考えたくもない。
本当なら、この場で横になって眠ってしまいたいくらいだ。
それにしても何だ!?この不完全燃焼感は!?
応援に来て下さった元帥、
残念ながら途中リタイアになったAKBと会話をしていても、
ゴールする仙人の姿を観ても、
率直に言って、去年までのような充実した気持ちになれなかった。
その日はもちろん、翌日も、翌々日も、なんとなく不完全燃焼な気持ちが残っていた。
むしろ、考えれば考えるほど、悔しさがこみ上げてくる。
そして、このブログを書くことで振り返りながら、あることに気づいた。
「そうか。少しは、強くなったのかもしれない」
去年も記録は狙っていたが、膝を壊してからは、目標が完走に下方修正された。
それでも完走して嬉しかったのは、心のどこかで「完走できればいい」と思っていたから。
今年は違う。今年は14時間は絶対に切れると思っていた。
自分でもレースが終わるまで気づいていなかったけれど、
14時間は目標ではなくて、必達条件になっていた。
自分に対する期待値が上がっていたのだ。
自己ベスト記録すら出せなかったのに、
少しだけ成長していることを感じることができた。
今後のトレーニング
今週末、既に徳之島トライアスロンが待っているのだけど 笑
(回復が追い付くか?現時点では、まだ筋肉疲労が抜けきらない。体重も戻っていない)
本当に14時間を切れる力をつけるべく、改めてトレーニングを考えてみた。
基礎スピードの向上
アイアンマンディスタンスなどのロングは、自分にとって楽な速度で走る競技。
心拍数で言えば、ゾーン2が適正なラインだと言われている。
だから、ゾーン2くらいの軽い負荷で、とにかく長時間、トレーニングしがち。
でも、それではベースとなる基礎スピードが上がらない。
だからまずは、徹底的にスピードを上げる。
1キロ5分でしか走れなければ、ゾーン2はきっと7分弱だろう。
しかし、1キロ4分で走れるようになれば、ゾーン2でも6分を切れるかもしれない。
同じことが、スイムでもバイクでも言える。
まずは短い距離・時間で良いから、基本的な競技力を上げること。
スイムやランで言えば、インターバルトレーニングやダッシュが効きそうだ。
バイクでも、それに応じた室内トレーニングを組み込もうと思う。
特に苦手なバイクがこのままでは、やはり記録は伸びない。
やはり7時間を切ってゴールできるレベルまで、1年間かけて上げていきたい。
そのために大切なのは、体幹であり、動きづくりの基本だ。
目安として、2019年1月頃まではスピード向上を重視したトレーニングを。
2月頃から、持久力を伸ばすトレーニングを中心にしていく。
(時期は現時点での目安)
フルマラソンで自己ベストを更新できるくらい、
基礎スピードを上げていこうと思う。
道具を見直す
今年、ヘルメットとギヤを変えてレースに臨んだ。
どちらも一定の成果はあったように思う。
過去のレースに比べて、首・肩の負担は少なかったし、ランに脚を残すこともできた。
ただ、もう少し見直したいところがある。
サドルとバイクシューズだ。
上り坂でサドルに座るとき、お尻にサドルが刺さってしまい、痛い。
上りではフレームが傾斜するのに合わせて、サドルの座る位置が前になる。
重力に対して、常に垂直に立つ・座るためだ。
何より、過去のバラモンキングでは、例外なく、お尻が痛くなってしまった。
もうこのサドルと4年目のお付き合いなので、一度、見直しても良いと感じている。
もう1つがバイクシューズ。
今年もレース後半、足の指が締め付けられる感じがして、足が窮屈になった。
軽く痛みもあった。
ロングライドをすると必ず出る現象。
シューズを見直して、クリート位置のセッティングもやり直す。
ある意味、バイクで一番、繊細なところなのに、今までケアが行き届いていなかった。
長時間運動するので、疲れるのは仕方ない。
しかし、痛みが出てしまう現時点でのバイクは、道具・技術の両面から問題を解決していく。
・・と、レース中は「2度とロングなんか出るか!!」と思っているのに、
振り返っているうちに、いつの間にか、また出る前提で物事を考えている(笑)
五島&皆への感謝
五島は本当にいい。
この4年間、毎年レース前後に4日間、お世話になっている。
年にたった1%の時間を費やしているだけなのに、
自分の中では、とても大切な場所になっている。
そのように感じるほど、毎年過ごす4日間が印象深く、温かいのだ。
島の皆様には、毎年、団体が押し寄せて迷惑をかけ、
申し訳なく思うとともに、本当に感謝しています。
毎年、温かいレースと応援を、ありがとうございます。
3,000人ものボランティアの皆様、本当にありがとうございます。
きっと、来年も行きます。
そしてこの場に私を連れてきてくれたチーム「ポセイ丼」。
ありがとうございます。
来年は、もう少し多くのメンバーで出ましょうよ(笑)
そして、今度こそチーム練習しましょうね。
で、みんなで自己ベスト更新しましょう。
レース翌日、自宅に着くと、机の上に息子からのメッセージカードが置いてあった。
「パパへ おつかれさま。しっかり休んで、来年は13時間切り目指してね。」
厳しい息子です(笑)
続きのメッセージを読むと、私へのプレゼントが置いてあった。
妻と息子へ。
父の日前後に4日間も不在にした私だけれど、応援してくれてありがとう。
いつか、私の心の故郷になった五島に、君たちを連れていきたいよ。
本当に良いところだよ。
最後に
年に1度の五島。
私にとっては、単なるレースではなくなってきている。
自分の弱さを痛感し、マラソン・トライアスロンを始めた原点に戻れる場所であり、
自分が、いかに周りの人に応援され、支えられているのかを痛感する旅なのです。
これで、バラモンキング2018完走記を終わりにします。
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【編集後記】
週末に進めるはずの仕事が、思ったほどできなかったので、
今日は一気に頑張ります。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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