私が独立したいと思ったとき、一番影響を受けたのが井ノ上さんです。
その井ノ上さんのブログで、
独立が難しい3つのケース(家族・居心地・給料)について書かれていたので、
当時を振り返ってみました。
私は「独立したい」と思ってから、実際に独立するまで、約2年半の歳月が必要でした。
その間にやっていたことは、もちろん事業の立ち上げ準備もありますが、
眼の前に立ちはだかる、3つのハードルを乗り越えることだったのかもしれません。
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家族の反対
独立するまでの約2年半の間、独立・起業に関する様々なセミナーに出たり、本を読んだりしました。
そういう本が本棚に増えていく様子を、ひょっとすると妻は気づいていたかもしれません。
私が「独立しようと思っているんだけど」と、初めて妻に打ち明けたのは、
独立する3ヶ月前でした。
妻にOKをもらったら、会社に退職願を出そうと思っていたからです。
結論から言えば、私は大きな反対をされることもなく、OKされました。
「あんたがそういうってことは、既に決まっていることなんでしょ・・」
という反応だったので、OKをもらったというよりも、諦められていたからかもしれませんが。。
一応、家族の説得に成功(!?)したのには、2つの理由があったと思っています。
1つは日頃から真面目に仕事だけはしていたこと。
家族との時間は期待されているほどには取れていませんでしたが、
少なくともテキトーに仕事をしている様子はない。
一応?真面目らしいという信頼があったからこそ、諦めながらも認めてくれたのだと思います。
もう1つは「独立したら、どんな手段を使っても家族を食わせる」と約束したこと。
後述しますが、恵まれた会社環境にありながら、そういう覚悟を見せたことで
「こいつ、本気だな・・」と思ってくれたのでしょう。
実際、独立後の仕事がうまく行かなかったら、
夜間アルバイトでも何でもして、家族に迷惑はかけない、と決めていました。
興味のないアルバイトなどしたくないので、そうならないように、
独立後は一層、必死に仕事を開拓しました。
居心地が良すぎる
私が勤めていた会社は、実に居心地の良い会社でした。
上司もいい人でしたし、先輩や同僚、仲間にも恵まれていました。
先進的にテレワークも導入していましたし、オフィスも最先端でした。
1日に働く時間や働く場所など、働き方もかなりフレキシブルでした。
Web会議やテレビ会議も自由に使うことができ、無駄な移動や出張はなし。
自宅やカフェで働くことも多かったですし、
オフィスに行ったら行ったで、恵まれた環境を活用できました。
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その一方、マーケティング部門にいたため、最新情報を掴むために
アメリカ西海岸への海外出張などには行っていました。
![](http://bizitbase.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2018/06/142350c99c176acfc963eebd2234a18b.jpg)
私は中小企業診断士の勉強を通じてマーケティングに惹かれ、部署異動をしていました。
やりたい仕事を、ある程度、やらせてもらっていたのです。
このように、働く環境としては、ハッキリ言って、かなり良い会社でした。
会社員として恵まれていただけに、それを手放すことに対して、
相当の抵抗感(というか恐怖)がありました。
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給料が高い
そんな恵まれた会社にいましたので、お給料も良い方でした。
年齢的には、かなり早くから管理職になっていましたし、
業績連動比率の高いマーケティング部門にいましたので、
業績や評価が良いときには、年収1,000万円を超えることもありました。
普通の会社員としては、明らかに恵まれていました。
ただ、この給料に対しては、2つの意味で、恐怖を感じていました。
1つは、大企業のブランドで稼いでいるだけで、私個人の実力とは全く関係ないこと。
勝ち馬に乗っているだけで、私自身の市場価値がそれだけあるとは、とても思えなかったのです。
2つ目は、そんなブランドもいつまで続くか分からないこと。
勝ち馬が勝ち続けるのか凋落するのかは、私には、ほぼコントロールできません。
大企業の成績を1人の社員がどうこうすることなど、なかなか難しいからです。
収入面から見ても、会社を辞めることは恐怖でしかありませんでした。
しかし、「自分の収入は自分で決める」という独立・起業の先輩方の姿を見て、
私もそっち側に行きたい、と覚悟を決めたのでした。
結局は自分がどう働きたいか(=生きたいか)次第
振り返ってみると、恵まれた環境に居たからこそ、
「それを手放して独立したい」と、妻にはなかなか言い出せませんでした。
結局、伝えるのがギリギリになってしまったのです。
ただ、今思えば、もっと早い段階から、相談しておけば良かったと感じています。
結論だけでなく、なぜ独立を考えているのか?
その経緯を伝えた方が安心してもらえるでしょうし、第三者の意見ももらえるからです。
どう見ても、私は会社員として、恵まれた環境にいました。
それを最後の最後、飛び出すことができたのは、
自分がどう働きたいか、どう生きたいか?と向き合ったからです。
長い目で見たとき、自分で事業を持っていない・自分の名前で商売できない、
というのは、自分の人生を生きていないようで恐怖でした。
私が会社を辞めたのは、一言で言えば、自分の道を自分で切り開きたかったからです。
今のところ、私は自分の選択を後悔していませんし、したこともありません。
むしろ、まだまだ道の切り開き方が弱すぎると感じています。
もっと力をつけて、もっと自分らしく生きていきたいものです。
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【編集後記】
今日はある仕事の一環で、大商談会を見学。
世の中、こんなイベントもあるんだ〜と驚くばかり。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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