独立・起業

売上ゼロの日を受け入れられるか?

独立すると、会社員のお給料のような固定収入はありません。
言葉を変えれば、常に収入が得られるような動きをしたり、仕組みをつくる必要があります。

しかし、どんなに動いても、仕組みをつくっても、売上ゼロの日はあります。
それを受け入れられるかが、本当に独立できるのか?の分水嶺だと考えています。

 

時間を売っても、その場しのぎにしかならない

中小企業診断士などの士業でありがちなのは、
毎日、とにかく時間を埋めようとすること。
公的機関などの仕事は、例えば水曜日はこの仕事に就く、ということができます。

売上がないと不安になることから、
月曜日から金曜日まで、こうした仕事をギュッと詰め込んでいる方を、
多く見かけます。

ただ、あくまでも個人的な意見ですが、
そのような働き方をするなら、組織に属しているのと、根本的に何ら変わりません。
自らの時間を売っているのと同じだからです。

そのままでは、いつまで経っても、自分の事業を立ち上げることはできません。

 

売上ゼロの日を受け入れる

独立当時、私は平日5日のうち、4.5日はスケジュールが埋まっていました。
4日間はお客様のオフィスを訪問し、
半日は、ある公的機関の業務に就いていました。
ときにはそれが1日になることもありました。

つまり最初からスケジュールがほとんど埋まっていました。
相応に売上が立ちますし、独立直後のスケジュールが空っぽになるのは不安でしたので、
精神的には安定することができました。

しかし、時間が経つにつれ、
「これって雇われてるのと同じじゃね?」
と思うように。

週4日の仕事を少しずつ手放し、
自分の時間をつくるようにしました。
売上ゼロの日を、現実として受け入れるようにしたのです。

お金も困りますが、時間も困ります。
「何もしない」ことができてしまうので、自宅にいたら、どこまでも怠けてしまいます。
(私は、隙さえあれば寝てしまう性質がありまして・・)

しかも、近所を私服で歩いていると、ご近所のママさんたちに
「あの人、働いてないのかしら・・?」
と思われているのでは?と不安になったりもしました。

でも今は、それこそがフリーランスだと開き直っています。
働く時間にも場所にもとらわれない。
自分のやりたい事業をやる。
それがフリーランスのスタート地点だと、自分のなかで勝手に決めました。
(勝手な思い込みなので、人には強要したりしません)

 

売上ゼロの日に、次への仕込みを行う

単に売上ゼロの日を受け入れるだけでは、現実は何も変わりません。
ただ、遊んでいるお休みの日が増えるだけです。

ですから、売上ゼロの日を受け入れた上で、
次に向かっての仕込みを行います。
売上ゼロという現実を、危機感の力に変えて、仕込みをするのです。

  • 事業計画を見直す
  • 自分が本当にやりたいことを追求する
  • 新しいコンテンツをつくる
  • 新サービスメニューを公開する
  • セミナーやコンサルティングを受ける
  • 初めての経験をしに行く
  • 集中的に本を読む
  • 何かを研究する

などなど。

それによって、週に1日売上ゼロの日があったとしても、
残りの4日で、従来よりも売上が上がるようになれば良いのです。

もっと言えば、自分の時間を割かなくても、
売上が上がる日が増えてくるようになります。
(私もまだまだですが・・)

コンテンツを販売したり、
継続課金型のビジネス(ストックビジネス)をうまく立ち上げている人もいます。
これらの仕組みをつくるのは大変です。
大変だからこそ、売上ゼロの日を意図的につくって、仕込みをする必要があります。

売上ゼロの日をつくって、自ら変化を起こしていきましょう。

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【編集後記】
本ブログ、少しずつアクセス数が戻ってきました。
事前に立てていた仮設が正しかったのかも?と思いつつ、
もう少し検証を続けます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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