ビジネスの現場を色々と見ていると、
自分がお客になったときこそ、その方の生き方や姿勢が現れるなぁ〜と実感しています。
普段は柔和な方なのに、コンビニや飲食店に行った途端、
急に偉そうな態度に変わる人を見て、ドン引きしたことありませんか?
それは一般消費者の立場だけでなく、会社としても認識しておくべきことです。
顧客候補なだけで、偉そうな態度を取る・・
先日、システム化の案件に携わっていたときのこと。
「お客様面(づら)」をして、相手を「業者扱い」する現場がありました。
例えば、自社で使えるシステムなのか?確認するためにデモをしてもらう。
あるいは、自社でこんな使い方ができるのか?ということを
ベンダーと一緒に検討させてもらう。
こういう機会は一般的にあるでしょう。
このようなときに、
「自社は買うかもしれないよ」
「顧客(候補)だよ」
「財布を握っているのは俺だよ」
という上から目線を感じることが少なからずあるのです。
デモを依頼するにしても、直前のスケジュール変更は当たり前。
業者なんだから、お客である自分のスケジュールが最優先である。
残念ながら、そう考えていることが、ヒシヒシと伝わってきます。
相手の時間を使っていただくのは、タダじゃない
言うまでもなく、相手の貴重な時間を頂戴しているのですから、
それはタダではありません。
プロフェッショナルの時間を調整いただいているのですし、
何よりも、時間は命そのものです。
フリーランスになって、
「獲得できもしない案件に首を突っ込むほどヒマじゃない」と真剣に思います。
相見積もりなんてされた時点で、即引きます。
(されたことありませんが)
消耗戦に参加するのは、時間(=人生)の無駄だからです。
でも本来、それは会社員であろうとなんだろうと同じことです。
相手の時間をいただくことは、タダではないのです。
にも関わらず、上記のような、上から目線の態度を取ることは、
「時間という貴重な資源の重要性を理解していません」と
自らアピールするようなもの。
そんな会社と取引が始まったとしても、
後で面倒なことになるのは、火を見るより明らかです。
業者扱いしてくる会社とは、距離を空けましょう
モノが不足し、つくればつくるほど売れた経済成長期は、既に終わりました。
そういう時代だったら、業者扱いする人が居ても、まぁ不思議ではありません。
(人として付き合いたいとは思いませんが)
今の世の中は、価値観を共有する時代に変わっています。
相手と価値観・仕事観・ポリシーが合わなければ、取引しても不幸になるだけです。
ですから、本来パートナーであるはずの企業を見下し、業者扱いするような会社・個人からは、
どんどん距離を空けてしまえば良いと考えています。
私は自分のお客様には、そのように勧めています。
「仮に案件が取れたところで、ろくなことがありませんよ」と。
そうやって、総スカンを食らい続ければ、自分の過ちに気づくかもしれませんし。
お客は誰から買うのか?を選ぶ権利があります。
それと同様に、誰に売るのか?も選ぶ権利があります。
選ばなければ自分・自社のど真ん中を生きることなどできません。
できることなら、もっと自社を好きになってくれる、良い顧客と長くお付き合いしたいもの。
そんな当たり前のことが、まだまだ浸透しておらず、
「お客の方が偉い」という間違った感覚がまかり通っているように感じてなりません。
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【編集後記】
今晩は、初のランニングイベント開催です。
来月以降も実施しますが、まずは初回を楽しみたいと思います。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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