難関資格を突破した人が得る、「士業」という資格。
一定以上の努力家だけが得られるものという印象があり、私もそう思います。
(自分で言うのもなんですが、アタマは良くないので、診断士試験は大学受験以上に頑張りました・・)
では、士業はみんな「自ら仕事をつくり出せるかどうか?」と言えば、そこには正直、疑問符がつきます。
人がつくったルールに従うだけの生き方で良いのか?
士業の方々と会話をしていると、実に細かなことをご存知だし、いつも驚かされます。
「・・と、この規定の何条に書かれている」
「この様式の、ここにこういう項目があるので・・」
など。記憶力がザルな私には、いつも到底出来ないことであるから余計に。
ただ、驚きと同時に、毎回、私のなかである想いが浮かびます。
「人がつくったルールに従う”だけ”の生き方はしたくない」と。
もちろん法治国家に生きる私たちは、
人がつくったルール(憲法や法律、あるいは就業規則など)に従わなければなりません。
ただ、「それだけで良いの?」と。
自分でルールをつくる側になりたい
私が会社を辞めて独立した理由の1つは、
商品・サービスを企画するだけでなく、サービス提供者になり、顧客と接し続けたいと思ったからです。
当時は企画部門に居たのですが、業務の「部分」にしか関われないジレンマがありました。
会社に属している以上は、変えようのない「ルール」でした。
サービス提供部門に移れば、顧客と接することはできるようになりますが、
今度は逆に企画ができなくなってしまいます。
想いを叶えるには、会社のルールから外れる必要がある。
だから独立して、「ルールをつくる側」になったのです。
独立して、自らサービスメニューをつくれば、何を提供するのか?は私の設計次第です。
なお、私の場合は独立という選択をしましたが、別にやり方はどうでも良いのです。
- 指示されたことに従順に働くか?
- 自分の働き方、顧客への貢献の仕方、結果の残し方を自分でデザインするか?
どちらを選ぶか?だけの問題です。
会社に勤めていても、ルールをつくっている人もいるでしょうし、
独立していても、ルールに従うだけの人はゴマンといます。
(残念ながら、それが事実だと感じています)
自分でルールをつくるのは大変です。
何度もトライ&エラーを続けることになります。
それはあたかもケモノ道を、自ら切り開くようなものです。
人の指示を待つだけの方が、短期的には簡単ですし、楽チンです。
ケモノ道を切り開くのは、どう考えても、苦労が伴います。
ルールに従うだけなら、AI(人工知能)でもできる
どんなに苦労が伴うとしても、私はルールをつくる側、ケモノ道を切り開く側に居たいと考えています。
私は「渋屋に仕事を依頼したい」という方に、お客様になっていただきたいのです。
「中小企業診断士なら誰でもいい」とか、
「IT・マーケティングに詳しい人がいい」とか、
それだけなら、別の人でも良いと思うのです。
世の中に色んなサービス・価値を提供する人がいる。
そのなかから、敢えて私(渋屋)を指名してくださった人がいる。
そういう状況にあったなら、「別の人でも良い」と考えている人より、優先するのは当然です。
ちなみに、ルールに従うだけなら、AI(人工知能)でもできます。
今はできないことも、技術の進歩と共に、できることは増えていきます。
これは間違いない事実です。
そして、AIが提供するサービスに、「自分らしさ」や「オリジナリティ」はありません。
私が「クラウドやAIを活用できない士業は滅びていく」と考えているのは、そのためです。
自分らしく働くにも、自分を選んでいただくにも、
まずは、ルールをつくる側になることが、士業には求められていると考えています。
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【編集後記】
おかげさまで多くのご依頼をいただいている状況です。
そろそろ時間が限界に近づいていることもあり、
サービスメニューの追加・改変&値上げを考えています。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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