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大企業の役職者は意識を変えないと危険

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先日、知人の苦労話を聴いておりました。
本当に大企業で責任ある立場にある方々、いい加減に変わらないとヤバいです。

 

自分を守るための意思決定?

とにかく、大企業は意思決定が遅すぎるんです。
このブログに何度も書いていますが、小さな会社なら数分で決まることが、
大企業だと数ヶ月とか1年とか掛かります。
大げさな表現ではなくて、本当に1分と1年くらいのスピード差があります。

なぜこんなにスピード差が生まれるのか?
大企業の意思決定者とされる人たちは、
会社の目標達成のための意思決定ではなく、自分のリスク回避を優先しているからです。

そういう人たちは部下に「情報を揃えろ」と言います。
部下は意思決定してもらうために、せっせと資料を作るわけですが、
期待通りにズバッと意思決定されたシーンを、私はほとんど見たことがありません。

部下に作ってもらった資料の「ここが分からん」とか、
「この点、情報を補足するように」とか、
さらに悪いと、「資料のフォントや色が良くない」と中身ではないところに逃げ場を作ります。
社内資料なんて、手書きで十分でしょうに。

こういうところでストレスを抱えている大企業の社員は、本当に多いと思います。
(そういう話を、実に良く聴きますので。。)
で、そんなことをしているうちに、あっという間に数週間・数ヶ月経つのです。

 

「貧乏くじ」を引かないための調整を止めよう

一方、小さな会社の経営者は意思決定が早いです。
(この記事全般に言えることですが、意思決定が早い大企業もありますし、
遅い中小企業もあります。あくまでも一般論です。)

部下に情報をまとめさせることはあっても、
口頭で伝えてもらうか、せいぜい簡単な資料を作ってもらう程度です。
大企業のようにパワーポイントやワードで数10枚も作るような無駄はさせません。
小さな会社のリソースは限られていますから。

小さな会社の経営者は、最初から「自分が決める」という覚悟があるから決断が早いのでしょう。
その結果、売上が大幅に減ろうとも、資金繰りが苦しくなろうとも、
あるいは逆に、利益が増えたとしても、全ての原因は自分。
最初から腹をくくっているので、即断即決です。

一方、大企業では関係者全員でコンセンサスを合わせるためのミーティングを良くやります。
コンセンサス云々は響きだけは良いですが、
実際には「終わりのないハンコ付きゲーム」を始めているに過ぎません。
稟議書の承認欄が無限ループになっているイメージです。
もっとひどいと、「貧乏くじ」を他者に押し付けるための政治だったりします。

覚悟がないなら、責任ある立場から、さっさと降りて下さいよ、
と思うのは私だけでしょうか。

 

他社とのスピード差に敏感になるべし

何でこんなに強く言うか?というと、スピード差が致命的になってきたからです。
大企業の経営が傾くと、その影響範囲は大きくなってしまいます。
私自身、大企業に勤めていたときは何も決められない経営層に腹立たしい思いを持っていました。

独立して、小さな会社とお付き合いが始まると、そのスピード差に驚いたのです。
今は大企業と小さな会社、両方と仕事がありますので、
このスピード格差が気になって仕方なくなってきました。
私が知らないだけで、もっと早い会社もあるでしょう(海外の会社は接点ありませんし)。

そして、そのスピード格差の背景には、物事に対する根本的な考え方の違いがありました。
リスクを自ら取りに行くか、はたまたリスクから逃げ続けるのか
意思決定に対する姿勢そのものを変えないかぎり、大企業にスピード感が伴うことはないでしょう。

あ、役職者だけでなく、社員の方も意思決定の遅い環境に慣れ過ぎると危険ですよ。
急に早い環境に移ると、思考が全く追いつかなくなりますので。

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【編集後記】
今晩は4回目となるドラッカー読書勉強会です。
時代や業種・業態に左右されない原理原則を身につけます!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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