独立・起業

私が会社員を辞め、独立した理由(商品開発・マーケティング編)

今回は、私が会社員を辞め、独立した理由を
商品開発・マーケティングの面から見てみます。

 

自分の商品・サービスを作り、お客様と直接対話したかった

私はこの数年、自分自身で考えた(サービスを含む)商品を作ることに興味を抱いていました。
端的に言えば、自分でビジネスを作ってみたいのです。

しかし、ただ商品を作るだけで終わっては、面白くありません。
試作の段階で、お客様(市場)にその価値を問うてみたいし、
商品になったあとでも、お客様からのフィードバックはできる限り頂きたい。
アフターフォローだって、ちゃんとしていきたいです。

数多くのお客様と浅く広く付き合うよりも、多少数は減ったとしても、
お客様と深く付き合いたいからです。

そういう深い関係性があればこそ、開発できる商品もあると思っています。

 

上司の承認など得たくなかった

このようなことを実現しようと思うと、私にとっては大きな組織は重荷でした。
商品企画の段階から上司へのレビュー。
お金や人員リソースを投下するにも、権限を持った方の承認を得る必要があります。

上司を説得し、承認を得るために関係者でミーティング。
そして合意した内容をプレゼンテーションにまとめ。
上司に説明すると、大抵はダメ出しされるので、ブラッシュアップして再チャレンジ。
(再チャレンジの機会が得られれば良い方で、そのままお蔵入りするケースの方が
一般的には多いのではないでしょうか)

こんなことをしているうちに、多くの人は、顧客ではなく、
上司を見て仕事をするようになってしまいます。

私はこれを避けたかったのです。
私の所属していた会社は比較的自由にチャレンジさせてくれるところでしたが。
上記の大組織の動き方は、私が数多くの会社を見てきた経験から書いている一般論です。

それでも、多かれ少なかれ、このような傾向は大組織であれば必ずあります。
現場の社員にお金や人員リソースを全て任せることはないからです。

 

組織が小さければ、商品開発からマーケティング、セールスまでできる

さらに大組織になると、商品企画・商品開発・マーケティング・セールス・アフターサービスは、
全て異なった部門が担当します。
これらの部門を統括するのは、なかなか骨の折れる仕事です。

部門毎に嬉しいことが異なるからです。

  • 企画は売れるものを作りたい
  • 開発は低コストで作りたい
  • アフターサービスはクレームの少ないものを作って欲しい

というように。

これは部門が自分たちの都合だけを考え始めた結果、出てくる発想です。
どんな商品・サービスであろうとも、お客様に何らかの価値を提供することが本質です。
その本質をどれだけ具体的にすることを、本来は時間を使って考えるべきでしょう。
しかし、実際には組織が大きくなればなるほど、この発想から離れてしまい、
自分たちの都合を優先しがちです。

私は、顧客のニーズを汲み取った後は、スピード感を持って商品を作りたい。
そして、上司の承認を得るためではなく、
他部門との調整をするためではなく、
(これらに時間を割き過ぎている大組織が多過ぎると思っています)
とにかく最初から最後まで、顧客のことを見て仕事をしたい。

そう考えて、私は独立しました。
これからは顧客との距離がグッと縮まります。楽しみです。

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【編集後記】
独立初日から、今までにない経験をさせて頂いています。
自分で手を動かし、学びまくります。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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