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独立した中小企業診断士の仕事が分かりにくい理由

会社を辞めるとき、「取った資格(=中小企業診断士)で働くんですか?」と良く聞かれました。
その場では、あまり細かな説明はしませんでしたが、正解とも言え、そうでもないとも言えます。

今回は、独立している診断士の仕事が分かりにくい理由を挙げ、その中身を少しお伝えしたいと思います。

 

中小企業診断士に独占業務はない

税理士や公認会計士、社会保険労務士など、他の士業と異なり、診断士には独占業務がありません。
そのため、多くの診断士が、自分自身の強みとなる専門性を持って活動しています。

戦略、マーケティング、販売、会計、IT、人事など、
スキル面で専門性を持っている方がいる一方、
小売、製造、飲食など、業界を専門としている方もいらっしゃいます。

そして、これから述べる仕事のルートや、自分の位置付けも人によってそれぞれです。
コレ!という単一的な業務がほとんどないことが、独立診断士の仕事を不透明にしているのです。

中小企業診断士で独立を目指す方は、とにかく色んな人に出会い、その仕事内容を聴いてみるしかないと思います。

 

仕事のルート

仕事内容を聴いてみるとき、意識したいことが3つあります。

1つ目は、上記の専門性(スキルや業界)です。
2つ目は、仕事のルート(どこから仕事を頂くか)です。
大きく、以下の3つに分けられます。

政府系

商工会議所にいる経営指導員が私が最初に知った例ですが、
その他にも政策の一環として、診断士を活用する動きが多々あります。

都道府県や市など、自治体からの仕事もあれば、
それらの自治体と関連する、中小企業支援機関の仕事もあります。
その支援機関の代表例が、商工会議所でしょう。

私も独立時には、ご縁を頂き、とある仕事に就くことになりました。

民間企業

民間企業から仕事を依頼されるケースです。
多くの独立診断士は、この民間企業との太いパイプ作りをできるかが、今後の活動の1つの分水嶺になるのでは、と感じています。

政府系は、その年度の政党・政策によって仕事量が変わります。
また政府系の仕事は、知人の診断士など、人脈から得られることが多いものです。

一方、民間企業から一定の仕事を確保するためには、社長に認めてもらう必要があります。
つまり自分でマーケティング・営業力を発揮しない限り、仕事を獲得できないのです。
私が「真の独立を目指すなら、民間の仕事を獲得すること」をオススメしているのは、そのためです。

私も独立時には、ある民間企業からのご依頼を頂きました。

一般消費者

数はあまり多くないと思いますが、一般消費者と直接取引をするケースです。

 

自分の位置付け

次に意識したいのが、その方がどのような位置付けにいるか、です。

プレーヤー

自分の専門性を活かして、直接手を動かすケースです。
ITに強いから、簡単なプログラム・システムを作ってしまう。
広告やコピーライティングに強いから、チラシを作ってしまう。
そのような例を考えて頂くと分かりやすいと思います。

マネージャー

こちらの方が、「診断士」のイメージに近いでしょう。
自分で手を動かすプレーヤーと異なり、社長や幹部社員・社員と接して、その会社の方に手を動かしてもらいます。

社長と共に目標を定め、社長や社員の意識を同じ方向に向いてもらったり、
社員と従業員のコミュニケーションの間に入り、潤滑油になったりします。

このように、診断士だからと言って、経営に対する助言だけしているか?というと、
私の知る限り、そんなことは全くありません。

コンサルティング(上記で言うマネージャー)をしつつ、
一部の仕事は直接手を動かすプレーヤーとして、仕事をすることもあります。

頭の中にこのような分類を持っておくと、
独立診断士の仕事が、少し整理されて聴けるのでは、と思います。

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【編集後記】
今日から新しい仕事の本格スタートです。
加速していきます!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

多くの方に応援いただき、会社員を卒業しました!

私が会社員を辞め、独立した理由(商品開発・マーケティング編)

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