menu

士業・コンサルタントが価格を上げられない単純な理由

士業・コンサルタントの方から「価格を上げられません」と相談を受けることがあります。
この理由は、私のなかでは明確です。

 

価格を決める3要素

理由をお伝えする前に、価格を決める3つの要素を確認してみます。

詳細はこちらの記事に書いていますが、自社(原価)、顧客(予算・価値)、競合によって価格は決まります。

コンサルタントの仕事は、お金が出ていく原価は、ほぼ無視できます。
交通費と会議室くらいしか掛からないからです。
しかし、自分の時間を使っていますので、自分の時間単価に見合った価格を設定しなければなりません。

 

経験したことがないから

ここで「自分の時間単価はいくらくらいなんだろう?」と悩んでしまうことが多いようです。
その理由は明確です。
経験したことがないからです。

私はこれまで、様々なコンサルティングを受けたことがあります。
こちらに書いた通り、ガンガン投資してきたからです。

ほとんどのコンサルティングが90分から2時間程度ですが、
その価格は1万円程度から、10数万円の幅がありました。
セミナー・研修になると、時間も価格ももっと幅が大きくなります。
数時間から、数10時間(何日間にも渡る)になり、価格も数千円から100万円近くまで。

その経験から、私は2時間のコンサルティングに、5万円という価格を躊躇なく設定しました。
1万円・3万円のコンサルティングよりは、確実に価値をお届けできるという確信があったからです。
それと同時に、10万円以上のコンサルティングで感じたほどの価値は、まだ出せない、とも感じたのですが。

「価格を上げたい」と相談される方のほとんどは、その価格帯以上のサービスを受けたことがありません。
経験したことがなければ、高い・安いという感覚が身につかないのは、当然でしょう。
例えば、素うどんが1,000円で売っていたら「高い」と感じるでしょう。
それは今まで、数多くのうどんを見てきたからではないでしょうか。

ならば、コンサルティングや、それに付随するサービスを受けまくって感度を高めるしかありません。
良いサービス・悪いサービスを見分けたり、それらから学ぶためにも、様々なサービスを経験すべきでしょう。
ここまで書いて気づいたのですが、私も価格をもっと上げようと思ったら、高額サービスを受けないといけません。
高い質のインプットが、高い質のサービスを生み出すのですから。

 

最後は自分の「あり方」にたどり着く

価格を考え続けると、最後は自分のあり方にたどり着きます。

上述の通り、高い価格をつけたいのなら、より高いサービスを受け続ける日常に身を晒すことになります。
日常的に高品質のサービスを受けていたら、自然と自分の「あり方」が変わってくるでしょう。
安くて質の低いサービスを受ける自分は、許せなくなるかもしれません。

別に常に大金を持って、成金の意識になれという話ではなく、
高い価格のサービスを提供する自分に見合った「自信」を身に着けよう、という話です。

私の場合は、自分の価格を「中小企業診断士」という基準ではつけていません。
中小企業診断士は私が持つたった1つの属性であり、全てではないからです。

市場価格が決まっている基準に自分を収めてしまうから、価格が上げられなくなるのです。
ちなみに東京・神奈川辺りでは、中小企業診断士の市場価格は、2時間で(良くて)せいぜい2〜3万円でしょう。

自分の「あり方」をどこに置くかが、価格をコントロールする肝になると考えています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
今日は六本木と銀座で仕事です。
私が苦手な街ばかり(笑)
昼間なのでガマンします。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村

子育ての終わりはいつなのか?

当たり前の基準が低いから・・

関連記事

  1. 世の中に似たような商品・サービスが溢れかえってしまう理由

    あるところで、新事業(商品)の企画を見比べていたことがあります。楽しみにしていたのですが、蓋を明…

  2. 商品企画におけるシミュレーションの進め方(全体像~コスト算出)

    先日、「商品企画に関するシミュレーションの意義」を記事にしたら、思った以上にアクセスがありました。…

  3. 顧客のニーズを知る最も簡単な方法

    モノであれ、サービスであれ、何かを売るためには、顧客の(潜在的・顕在化した)ニーズを知ることが重…

  4. 分かりやすい・分かりにくいマーケティングの使い分け

    少し前に、「分かりにくさ」で参入障壁を築くマーケティング手法があるのではないかという記事を書きました…

  5. 【トライアスロン経営塾】マーケティングの基本の基本を行いました

    9月25日、『トライアスロン経営塾(マーケティング編)』の第1回を行いました。社長・取締役・次期…

  6. マーケティングの習得を猛烈に勧める理由

    「もっと会社を良くしたい。」「独立・起業したい。」「成長したい。」このような方々に対…

  7. 商品企画の全体像とシミュレーションの意義

    商品企画をするとき、どのような流れで進めるのでしょうか。また、その際に行う、売上目標や収益予測の…

  8. マーケティングミックス(4P)の真の使いどころとは?

    「マーケティングミックス(4P)はもう古い」と言われますが、私は使えるフレームワークだと感じています…

最近の記事

PAGE TOP