メルマガ:非常識なコンサルタント

年金受給者(年金診断士)とは一緒になりません

「年金診断士」と呼ばれる人たちがいます。


企業を定年まで勤めた後、
中小企業診断士の資格を活かして仕事をしている人たちです。

あくまでも一般論に過ぎませんが、
実に年金診断士の評判が悪いのです。

企業OBですし、定年まで勤めているので、
その時代はそれなりに責任あるポジションに就いていたのでしょう。

激動の時代を定年まで勤め上げたので、
相応の経験を積んでいますから、
皆さん、経験・経歴上の自身もあります。

それが良い方向に働いている方もいらっしゃるのですが、
逆に残念な方向に向かっている人もいるのです。
要するに「上から目線」で社長と話をしてしまうのです。

社長たちからは、上から目線の割には、
役立つ話が聴けない、という愚痴を何度も言われました。

同じ診断士として、悲しいです。


大企業のOBだか、過去は役員だか部長だか知りませんが、
そんなことは社長にとっては、どうでも良い話です。

社長が興味あるのは、
自社の業績を伸ばしてくれるかどうか?だけです。

将来に期待を持たせてくれる人であることを
経営コンサルタントには望んでいるのでしょう。
当然だと思います。

しかし、これらの年金診断士は、
あいにく、過去(の経歴や実績)に重きを置いていることが多いもの。
実に残念でなりません。

こういう方々を見るたびに残念なのは、
以前は企業に、今は公的機関などに雇われていて、
自分自身で事業を立ち上げたこともないのに、偉そうな顔をしてしまうこと。

私は社長に会うたびに思うのです。
ゼロから事業を立ち上げたことには尊敬の念しかないし、
ましてや人を雇って運営している苦労を思うと、
決して偉そうな顔などできません。


年金診断士は、定年後の生活を維持できれば良いので、
稼ぐことに対するプレッシャーが少ないです。

しかし、死ぬまでに数10年は残されている私たちは、
そういうわけにはいきません。

コンサルタントとして投資もしなければならないし、
事業のリスクへの対応もしておかなければなりません。

これからの数10年の間に、
キャリアの方向性を変えることもあるでしょう。

しっかり目の前の仕事から稼がなければならないのです。

私はそういうプレッシャーを感じている人たちと
できる限り時間を過ごそうと思っています。

もう稼がなくても良い状態で、顧客に偉そうにしている人たちと
過ごすほど、時間が余っていないのです。

※もちろん、企業OBでも素晴らしい方はいらっしゃいます。
念のための補足です。

診断士に限らず、他の士業でも似たような人はいるのではないでしょうか。
過去ではなく、未来に目を向けた仲間と、
できる限り一緒にいたいものですね。

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