おはようございます。渋屋です。
昨日の引き続き、通勤講座 診断士の会「実例に学ぶ、30代の独立・50代の独立 ~独立のタイミングと今からできること~」に参加して感じたことを書きます。
今日は起業してフリーランス(個人事業主)になる人が変えなければならない、マインドについてです。
給与が定額という呪縛
私たちサラリーマンは、「給与」という呪縛に雁字搦め(がんじがらめ)になっていると思います。
1つは毎月定額の給与であること。
家計にとっては有りがたいこと、この上なしです。
この安心感が、私たちにとって大切な「感覚」を奪っていきます。
当たり前のことですが、私たちが上げる成果も、それに伴った会社の業績も、日々変動しています。
会社の売上・利益は日々変動しているにも関わらず、自分に支払われる給与が変動しないことに、疑問を抱かなくなってしまうのです。
会社という仕組みが上手く機能しているからこそ実現されているわけですが。
その恩恵を当然のことと考えてしまったら、思考が停止していると言われてもおかしくないでしょう。
Giveの前にTakeがある不思議
2つ目は、成果をあげる前に給与が決まってしまう制度です。
新卒で会社に入ったときには、最初から給与が決められています。
AさんとB君で、上げた成果が異なっていたとしても、新卒は横並びで同じ給与です。
転職をして、新たな会社に入るときには、給与交渉があることでしょう。
まだその会社で成果をあげてもいないのに、自分の給与を主張しなければならないのです。
交渉の結果、決まった給与を元にベースアップしていくですから、ある程度、仕方のないことなのかもしれませんが。。
どちらのケースも、自分が成果を上げる(Give)前に、給与が決まる・支払われる(Take)があるのです。
これは起業して、フリーランスになる前に捨てなければならないマインドです。
GiveしてGiveして、さらにGiveして、結果としてTake
自分個人という、会社としてのブランドも何もない状態になるのが、フリーランスになるということです。(少なくとも当初は)
一緒に仕事をして頂く人たちや、お客様になって下さる方々との関係構築から始まります。
そのときにサラリーマンマインドで、最初からお金の交渉をしたらどうでしょうか?
関係構築どころではなくなってしまいます。
自分の持っているものを与えて、貢献して貢献して、最後に「結果として」お金がついてくる。
そのように考えた方が、自然なのではないでしょうか。
お客様に対しては、「あげる・見せる商品」を与え、次いでフロントエンドとなる価格帯の安い商品をご購入頂く。
その過程で満足頂いたお客様だけが、バックエンドとなる本丸の商品(価格帯も高い)をご購入頂く。
マーケティングの視点でみれば、非常に分かりやすいことです。
売り手の視点で見れば、それは最初にGiveする、ということなのだと理解しています。
偉そうなことを書いていて何ですが、おそらく私自身にも、まだまだサラリーマンマインドは根付いています。
独立・起業を目指すのであれば、このようなマインドを確実に変えていく必要があると感じました。
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【編集後記】
明日からアメリカへ出張ですので、この週末は家族との時間を大切にしています。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!