先日、士業が集まる場に参加する機会がありました。
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ちょっとした研修の場でしたので、
ある課題が投げかけられました。
「創業・起業を増やすためにはどうしたら良いか?」
この課題の背景は、日本はバブル崩壊以降、
事業者数が減り続けているからです。
基本的に事業者数と経済力は比例すると言われています。
ですから経済産業省、中小企業庁などが
事業者数を増やすことを目標にしているのですが、
実態は減る一方です。
労働人口が減っていますから、
そう簡単には増加しないでしょう。
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この課題に対して、周りの方からどんなアイデアが出るのか、
私は楽しみにしていました。
が、蓋を開けてみてビックリ。
皆さん、国とか自治体に対する意見ばかりなのです。
・創業・起業を義務教育に組み込むべきだ
・セーフティーネットを充実させるべきだ
・シニアや女性の起業は税金を下げるべきだ
などなど。
教育に組み込むのは、私も考えてしまいましたが。
国や自治体のことを良く知り、
それに対して提言していく姿勢は、
国と相性の良い士業らしいな、と感じました。
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それ自体は何ら悪いことはないのですが、
「自分たち」や「民間企業」ができることの意見が
全くでなかったのに驚きました。
(少なくとも私の属したグループでは)
事業者数が増えれば、国や自治体だけでなく、
士業にもメリットはあるでしょう。
であるなら、自分たちができることなども合わせて
考えたいものだと思うのです。
私は働く場所の自由度を上げる取り組みが必要だと感じています。
オフィスを借りる負担があると起業・創業しにくいからです。
事務所版のAirbnbみたいなものがあっても良いですし、
カフェとシェアオフィスがガッチリ手を組んでも良いでしょう。
何人かの士業でグループを作り、
ワンストップでサービス提供するなんてのも
面白いですね。
国とか自治体とか、自分でコントロールできないものに頼るだけでなく、
自分なら何ができるのか?という視点を、
常に持ちたいと考えたのでした。
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