中小企業診断士

受験時代の成績と合格後の活躍は、全く関係ありません

受験生時代、予備校の教室に入ると、いつも最前列に座っている人たちがいました。
いわゆる優等生たちです。

 

「優等生たち」に振り回されるな

高校受験や大学受験で遅れを取った私からすると、
こういうところで中央前列に鎮座することなど、とても出来ませんでした・・

https://biz-it-base.com/?p=8944

優等生たちは、高校・大学受験で苦い思い出のある私から見れば、「雲の上の人」でしたので。

「中小企業診断士受験」というフィールドに一度入り込むと、
合格にどれだけ近いか?より正確に書くと、「答練や模試の成績が良い人」が輝いて見えてしまいます。

そんな輝いている人たちの一挙手一投足に振り回されてはいけません。
彼らが話している内容など、気になるかもしれませんが、
優等生過ぎて、重箱の隅の世界に入り込んでいることも多々あります。

一般の受験生は、彼らを気にすることなく、自分がやるべき勉強をすれば良いのです。

 

中小企業診断士受験は、とにかく合格したものが勝ち

資格試験である以上、必ず何処かで合否の線が引かれてしまいます。
合格最低点を取れば合格。
そこに1点でも届かなければ不合格。
冷酷で厳しい世界です。

ただ、合格最低点でも合格は合格です。
何10点、何100点ゆとりがあろうとも、何か待遇されるわけでもありません。
ギリギリでも合格をもぎ取ってしまえば、それで勝ちなのです。

予備校の最前列に鎮座していた優等生たちが、必ずしも合格するわけではありません。
彼らの多くは余裕で合格するわけですが、
上述の通り、ゆとりを持とうがギリギリで合格しようが「勝ち」なのです。

 

優等生たちが、合格後も活躍するわけではない

そして、受験という世界にいたときに輝いていた優等生たちが、
合格後も引き続き輝いているわけではありません。
むしろ、受験時代の活躍と、合格後の活躍には全く相関がないのでは?と思うほどです。

考えてみれば当然と言えば当然です。
試験は、どんなに難関な試験であろうとも、基本的に引かれたレールの上を上手く走ろうとするものです。
採点者に期待される答案を書くことが、試験に求められることですから。

一方、合格後の世界で活躍できるかどうか?は、リアルなビジネスの世界です。
前もって引かれたレールの上を上手く走る世界とは、別世界でしょう。

 

受験に求められることと、ビジネスで求められることは同じではない

ビジネスの世界では豊かな人間関係の構築が前提となります。

https://biz-it-base.com/?p=8687

が、それは試験の能力とは無関係です。
そして誰かが引いたレールの上を上手く走るよりも、
ビジネスでは、特に独立して活動するなら、自らレールを引く側に立つことが求められます。

そういう背景もあるからでしょうか、
私がふだん接している士業の方々を見る限り、
現在の活躍っぷりと、受験時代の成績は全く関係がありません。

むしろ受験で苦労しているくらいの方が、よほど活躍しているように感じます。
(私自身ができない側だったので、負け惜しみを感じているのは確かでしょうが)

受験中の成績は関係ありません。
合格最低点を超えさえすれば良いのです。
周りに惑わされず、試験を突っ走りましょう!

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【編集後記】
昨日・一昨日は妻の実家でしたが、今日は普通に働きます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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