中小企業診断士

なぜ中小企業診断士を取るのですか?

今週末は中小企業診断士の1次試験ですね。
試験直前期にこんなことを聴くのも何ですが、何で中小企業診断士を目指したのでしょうか?
(直前期にこんなブログを読んでいる場合じゃないですが、箸休め的に読んで頂ければ・・)

 

診断士を目指す理由には、その人の生き方が現れる

私は診断士と出会うと、「何で取得したのか?」を聴くようにしています。
私の苦手な当たり障りのない会話をするくらいなら、よほど相手のことを深く知るキッカケになるからです。

一般的には取得までに1,000時間の勉強が必要と言われる試験です。
これもあくまでも平均ですから、自分が勉強しようと思ったら、2,000時間かかるかもしれません。
それだけの時間投資をしてでも、資格を取得しようと思っているのですから、半端な覚悟でないことは確かです。

その覚悟とは一体何なのか?
それだけの苦労をしてでも、診断士になって得たいことは何なのか?

他の士業の方に深く聴いたことはないので分かりませんが、
推測するに、この理由が人によってバラバラなのが、診断士なのではないか?と思います。
今日、診断士4人で話を聴いてみましたが、予想通り、診断士を目指した理由はバラバラでした。
それが診断士という資格の、懐の広さなんだと思います。

 

目指す理由は、あくまでも現時点のモノ

診断士を目指す理由は、人それぞれです。
おそらく士業の中では、一番人によって回答が変わる資格でしょう。

そして、その理由は振り返ったときに変わっていても良いのです。
例えば私の場合、勉強を始めた頃は「独立」は全く視野に入っていませんでした。
むしろ「独立」を意識したのは合格して、経産省登録された後です。

会社員で勉強を始めた頃は、

  • 管理職として上に上がっていくための経営知識・常識を身につけたい
  • 顧客の経営層と会話してニーズを把握した上での提案ができるようになりたい

という2つの理由が、診断士を目指すモチベーションでした。

今や、会社員じゃありませんから管理職として上に上がっていく必要はありません。
顧客のニーズを踏まえた提案も、資格があるからできるわけではないことは分かっています。
今の私が診断士を保持し続ける理由と、勉強を始めた頃の理由は、既に全く異なっているのです。
でも、それで良いのだと思います。

今日会話した方にも、独立は視野に入れていなかった、という方がいらっしゃいました。
今は独立して法人まで持っているんですが・・そんなものでしょう。

 

診断士を目指す理由には、「本当の自分」が隠れている

それでも現時点で理由を追求しておくべきなのは、そこに「本当の自分」が隠れているからです。
例え会社員からフリーランスに変わったとしても、当時の診断士を目指した理由には、自分なりの働き方・生き方のポリシーが含まれています。

それが分かれば、短期的には勉強のモチベーションの源泉になります。
中長期的には、自分が働く理由にたどり着くからです。

診断士を目指す理由を明確にすることによって、
働き方・生き方の源泉レベルの欲求を知り、自分の活動のエネルギー源とすることができます。
まずは合格しなきゃ、という現実があるのも確かですが、勉強に飽きたときに、この大事な問いを自分に投げかけることは、勉強と同等の価値があります。

残り少ない勉強期間、ラストスパート頑張って下さい!!

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【編集後記】
今日は某所でセミナーを主催しました。
予想を上回る多くの方にご参加いただき、何よりでした。
終了後、診断士4人でのんびり会食へ。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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