中小企業診断士

独立を目指す人向け、診断士試験の直前対策

今年度の中小企業診断士 1次試験は8月5日(土)6日(日)です。
試験本番まで、あと1ヶ月半程度となりました。

多くの受験生がこれからラストスパートというところかと思いますが、
今回は特に独立を目指す人にとっての直前対策を考えてみました。

 

基本3科目は抜かりなく

多くの方は1次試験の合格だけでなく、2次試験の合格を目指しているはずです。
(1次合格後、中小企業大学校に通うことを決意している場合を除く)

つまり1次試験合格ではなく、中小企業診断士の資格を獲得しようと思うならば、
主要3科目(企業経営理論、財務会計、運営管理)は抜かりなく対策したいところです。
2次試験対策のベースになるからです。

製造業が多いなどの地域特性があると思いますが、
店舗・製造業の支援をするのに運営管理の知識はあった方が良いですし、
業種・業態に関わらず、企業経営理論と財務会計の知識は、企業支援の土台となります。
私が苦手ながらもお金の話をできるのは、財務会計で学んだからです。

試験に合格して、資格を手に入れても、全く使えない人だったら意味がありません。
あらゆることを吸収できるように、基本をこの主要3科目で身につけておきましょう。

なお、企業経営理論の人事労務・リーダーシップ論を筆頭に、これら3科目のなかにも暗記分野があります。
現時点で理論と演習を繰り返しつつ、直前期に改めて一気に暗記しなおすことで得点を伸ばすことができます。

 

中小企業経営・政策は実践的

試験科目のなかで、圧倒的に暗記要素の高いのが中小企業経営・政策です。
7科目中、最後にオマケ的に学ぶ人が多いでしょう。
実際、私も受験したときは、直前期に一気に学び、そして試験後には忘れていました(笑)

ただ、独立を目指しているなら、話は変わります。
この科目は名前の通り、直近の中小企業政策が反映されているため、実践的なのです。
経営サポート、金融サポート、財務サポート、商業・地域サポート、相談・情報提供など、中小企業に対して公的機関を通じて提供されるメニューを学ぶことができます。
独立後に公的機関を通じてサービスを提供したいと考えている場合は、「仕事内容」そのものを学ぶことになるのです。

実際に中小企業から問われることもありますから、ある意味で、最も学びの効果が高い科目かもしれません。
(中小企業診断士なら、公的なサービスを知っているでしょ?という感じの経営者も少なくありません)

 

暗記科目の優先順位

そういう意味では、私の主観ですが経済学や法務を必死に学ぶよりも、
中小企業経営・政策を学んだ方が、実はコスパが高いのでは、と思います。

ただ、法務は顧客との契約がありますし、顧客が新規サービスをリリースするときなど、法的な相談を受けることもあります。
(その点は最終的には顧問弁護士に行くので、概要だけで十分ですが)
また、最近は知財は常識として問われますので、法務も必要ですね・・

なお私の場合、独立してから経済学で学ぶ知識を使ったことは、ありません。
一番、学びのコスパが悪い科目かもしれません・・(ボソッ)
と言いつつ、世の中の動きを捉える際など、その考え方は根底に持っておきたいものです。

そんなわけで、私が今から受験するとしたら、主要3科目と(私の専門)経営情報システムを除くと、

中小企業経営・政策 ≒ 経営法務 > 経済学・経済政策

の順序で勉強するでしょう。

逆に独立せずに、大企業で企業内診断士として活躍するなら、
中小企業経営・政策は、直前の詰め込みで十分です。
(当時の私はそうでした)

残りの1ヶ月半、2次試験を見据えつつ、頑張って下さい!

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【編集後記】
チームメイトのバラモンキング記事(ブログ)を楽しみにしているのですが、
みんな、なかなか記事を書いてくれません。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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