独立・起業

大企業すら突然死する時代の生き残り戦略

大企業の突然死が続いています。
個別の企業名を挙げなくとも、思い浮かぶ企業があるでしょう。
まだ死んでいなくとも、事実上、終わってしまった企業を含めて。

このような時代に、1つの企業に身を預けきっていることのリスクは言うまでもありません。
もし「うちの会社は大丈夫」などと思い込んでいたら、一度冷静に世の中を見つめ直すべきではないでしょうか。

 

はじめから独立を考えていたわけではなかった

・・などと偉そうな出だしですが、私自身は、はじめから独立を考えていたわけではありませんでした。
ましてや、個人としてサービスを売る商売をすることなど。

自分の理想とする働き方・生き方を模索し、
そこに向かって1つ1つ決断をして、少しずつ進んでいたら、あるときに独立がやってきた。
そういう感覚の方が正しいです。

ただ、当時自分が属していた企業に、自分の市場価値や収入、働き方などを全て委ねてしまうことには抵抗感を感じていました。
その会社の良い・悪いではなく、国や組織という枠の力が弱くなっていることは確かだったからです。
その流れはますます強くなってきています。

資本よりも情報、そしてその情報を持っている人材。
企業の強みの源泉はカネよりも、明らかにヒトにシフトしてきています。
そのときに自分自身のスキル育成を企業に委ねきってしまうことのリスク。
特に中小企業診断士を取得した後、様々な方にお会いするたびに、その恐怖は強くなっていきました。

 

「個人として売る力」はビジネスパーソン必須のスキルとなってきた

ご存知の通り、大企業すら突然死する時代です。
このような時代に必要なのは、個人として自分を売る力です。

組織が崩壊したときに生き残るためには、個人として存在感を示さなければなりません。
存在感がなければ、組織崩壊とともに、自分の人生も詰んでしまいかねません。
「売る」という言葉に抵抗感を覚えるのであれば、「自分を知ってもらう力」と置き換えても良いでしょう。

その自分を売る・知ってもらう力の源泉になるのは「書くこと」「情報発信すること」です。
「話す」というアウトプットもあるのですが、「話す」ことには時間的にも空間的にも限界があります。
書いたものは、それを必要とする人がいつでも・どこでも読むことができます。

良い記事を出し続ける人は自然と注目が集まり、話す機会も与えられるものです。
しかし話しているだけでは、身近な人以外には、なかなか知ってもらうことができないと感じています。

そして個人としての存在感を示し続け、個人に対してのファンが増えてくれば、
結果として所属する組織においても、自分の意見を通しやすくなります。
少なくとも今、IT業界で活躍されている方々は、そういう活動を続けています。
会社名よりも個人名で有名な方々です。

 

「個人として売る力」は、専門スキルと周辺スキルの両方を伸ばす

個人としての活動を続けている方を見ると、その高い専門性だけでなく、周辺スキルも伸びていることが分かります。
エンジニアの方が、その技術の本質を追求し続けた結果、その売り方・マーケティングのやり方に強くなったり。
経営に与えるインパクトを考え続けた結果、経営にも強くなっていったり。

ちなみに私は、高いスキルを持っているから情報発信しているわけではないと思っています。
その逆で、情報発信しているから、高いスキルを身に着けているのだと。

発信すれば、プレッシャーがかかります。学びます。
質問されれば、答えようとして必死に調べます。
その繰り返しが、スキルを高い次元に押し上げるのではないでしょうか。
結果的に「個人を売る力」が上がっていくのです。

一方で、組織に属し、その組織の仕事を行うだけの人もいます。
このような人と、発信し続ける人の差は広がるばかりです。
独立・起業しているから、会社員だから、というのは関係ありません。

組織が突然死する時代。
個としての存在感を増すしか、生き残る術はないと感じています。

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【編集後記】
昨日は息子とプールへ。
私が約3,000メートル泳ぐ間に、息子はもっと泳いでいました。。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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